２０１２年１１月２９日
「筋肉が欲しい！ほし～い！」
これが私あわほの切なる願いであった。（一応現在進行形）
昔から周りにいる女子たちを見渡せば、皆あわほよりもお肉が引き締まっており、誰一人としてあわほみたいに椅子に座ればふやけた餅みたいに太腿のお肉がビヨ～ン！と椅子から溢れんばかりに伸びきってしまう子はいなかったのでありまする。（注、たとえどんなにデブな子であっても）
近所の銭湯にいる横綱級のデブオバサン達でさえ、あの然るべき分厚い脂肪の塊の下には筋肉をある一定量隠し持っているご様子でありまする。
「おい！そこのメガトン級のデブどもよ！このあわほサマにその隠れたる筋肉をよこしたまえ！」
と、心の中で叫ぶものの、一向に願いは通じず。（無念！）
ともあれ、今では筋肉増量を半分諦めてしまった次第でございまするが、３０歳ぐらいまでは何とか筋肉がつかないものかと、相当必死に悪あがきをしておりました。
あわほの体のむくみ具合というのは昔は今よりず～っと酷く、手足どころか顔までパンパンに腫れあがっておりました（陰湿な友人Ｍにアンパンマンだといつもバカにされるぐらいに）
なので、そんなアンパンマン体質を改善すべく、世の中にジムが普及し始めた２０代後半ぐらいから暫しの間、筋トレ及び水泳のためジム通いをしておりました。
まずジムに入会すると筋肉測定無料券なるものがついていたので、試しに自分の筋量を測ってみて唖然！
７０％（平均は１００％）
分布図をみると何処もかしこも最低の青や緑ばかり（平均的人間は黄と赤の混合）
「ちょっと・・・これは酷いですねえ。年齢でいうとこれはもう４０代中盤の筋量ですね」
と、インストラクターのお兄さんから涼しい顔で言われてしまった（正確には、「あしらわれた！」）
その当時は少々ムキになる性格だったので、必死に筋トレに取り組んだ。
１日おきに最低でも１時間みっちりと！
もっともあわほは昔から体育の成績２の運動ド音痴野郎なので、ことある毎にインストラクターのお兄さんやお姉さんたちにフォームをチェックしてもらったり直したりしてもらったりしていた。
その後、プールに行き水泳に１時間半ほど費やした（サウナ付きで）
そして、約半年後
体重が５０ｋｇを上回った！（入会時は、幸運にも１６５ｃｍ・４７・５ｋｇぐらいだったのに～）
筋量は入会時と変わらず、脂肪量だけがアップ！
「あの・・・脂肪しか増えてないんですけど・・・」
と、いつも涼しい顔のインストラクターのお兄さんに愚痴る。
「でもね、筋肉が増える時は同時に脂肪も増えるんですよ！」との事
バカ正直なあわほさらに筋トレに嵌ると同時に、毎日毎日１００グラムあたり５０円の激マズ鳥ムネ肉（注、当時を振り返るとあの肉の質を考えるともっと安くて然るべきだ（怒）！）を４００ｇ食す（お兄さんのアドバイスで）
そして一年後
体重は何と！５４ｋｇに！（ヒドイ日は５６ｋｇ！）
ちょうどその頃、プールで出くわしたたまたま同じ大学出身の超イケメンの後輩君に自分の体重を告ると大いに引かれるという大ショックな事件や、あまりにもＭＡＸなアンパンマン顔ぶりに美容師のお兄さんのテンションを下げまくるという非常に痛ましい事件が起きたのでありました（美容師のお兄さんなんてあわほのほっぺにかかった髪の毛をよけるといきなり無言になりましたのよ（怒）！）
「ちょっと！お兄さん！またまた脂肪しか増えていないんですけど！」
と、あわほはやや激高気味にインストラクターのお兄さんに愚痴る。
「それじゃあ！ちょっとサプリメントでも飲んでみましょう！」
と、お兄さんはあわほに５千円ぐらいするＭＵＳＡＳＨＩのBCAA（１カ月分ぐらいの分量）を勧めた。
お兄さんによると、それを飲むと脂肪をあまり増やさずに、筋肉を増やす事が出来るらしい。
とりあえず、これまたバカ正直にエセレモン風味のするクソ不味いBCAAを水と一緒に飲み込む日々が続く（この頃ゲキマズ鳥ムネ肉を食すのを断念する）
その一ヶ月後
体重は何とか５２ｋｇの針をうろちょろするぐらいにまで改善
でもやはり・・・筋量増えず脂肪分だけがやや軽減
今後もBCAAを買い続けようかどうか大いに悩んでいた頃（なんせバカ高いので）、運よくジャンケン大会に出くわし、ジャンボサイズのBCAA（ゆうに３カ月分はある）を激安でゲット！
とりあえず筋トレがデブになる事だけは学習したので、その後筋トレは断念
水泳を続けながら、BCAAをゴージャスかつマズく飲み続ける
う～ん、実に効果は微妙・・・
数カ月後、体重は５１・５ｋｇの針をうろちょろうろちょろ（筋量増えず、脂肪分も同じ）
次第にBCAAを飲まなくなり、ある日ふとそのフタを開けてみると、粉錠のパウダーは湿気のため底で凝り固まっていた。
そうこうしているうちに３０代前半になり、病院へいくと発達障害で協調性運動障害（先天的な運動ド音痴病）を併発していることが判明！
「そりゃ～、いくら努力して運動しても脂肪が付くだけで、筋肉が一向に増えなかったワケだ～！」というカナシイ現実に直面する。
それから、加齢のためプールで泳ぐ気力もなくなり、ジムの会員手続きの更新も面倒だったのでジムを退会する
ちょうどこの頃、激マズで一口で吐く（また下痢になる）と悪名高いミネラルウオーターのコントレックスの存在を知り、むくみ解消のため毎日毎日美味しく愛飲する。
自分の舌が激マズコントレックスにあっていたのと、下痢現象との相乗効果のため、体重は５０ｋｇを下回り、現在に至る（脂肪は相変わらずふやけた餅みたいによく伸びるが、むくみは以前より解消されたようでありまする。とりあえずこの点だけは改善.ホッ！）
「とにかく体重が減って欲しい～！」と世のガリガリ女子たちは言う
しか～し！運動ド音痴発達女子たちが欲しているのは俗に言う減量ではなく、
「キュッ！と、引き締まった筋肉なんだよ～！」
今日は
筋肉なるものが何処からかふいてわいてきて、ふやけた餅みたいな脂肪とある日突然取り換えてくれるというミラクルを願ってポチッと！（「あわほ神社」にお祈りするとイイコトが起きるかも？）
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