2012年11月14日(水)
私あわほが福岡に引っ越して来てからお世話になっている杓子定規先生は中年のオジサン精神科医である。
以前に一度当ブログのネタになったこともある(詳しくは「
漢方薬バトル勃発!医者VSあわほ(前編) (後編)」
で、おさらいのために杓子定規先生の特徴を簡潔に並べると以下のとおり。
1、発達障害に疎い一般精神科医であるが故に、発達障害的失敗談が彼の目にはとても新鮮で奇怪に映らしく、いつも目をランランと輝かしながら身を乗り出して聞いてくる(ザ・少年のココロをいつまでも持つオヤジ)
2、しかしながら発達障害に関する理解には乏しいので、相談事を持ちかけると結論は「ウツや引きこもりは良い人間関係を築くことで解消しましょう!」「家事は後倒しになる前にきちんとしましょう!」となどと、いつも杓子定規的になる(身も蓋も無いぞ~!byあわほ」
3、患者に対しては西洋医学信奉者の立場を取っているので薬剤しか処方したがらないが、実は陰でコソコソと自分で飲む漢方薬は薬局で処方してもらっているタヌキである(by薬剤師の密告)
4、自分が患者に紹介している処方箋薬局からの信頼も薄く、「ちゃんと快く漢方を処方してくれるクリニックを紹介してあげるよ!」「最近患者が減って先生もちょっと大変そう~」などと、ちょっぴり陰口を叩かれている(薬局の売り上げに大いに貢献しているのに何だかお気の毒であるbyあわほ)
5、薬剤師によると、先生の悩みは「僕が処方したいと思う薬の量を患者に提案すると、みんな結構「多過ぎる!」って言って嫌がるんだよ~!でも・・・僕はそれぐらい飲んで欲しいんだけど・・・「嫌だ!」って言われれば強制する事もあまり出来ないし・・・う~ん、ムズカシイ~!」(結構ナイーブみたいでありまするbyあわほ)
まあかような特徴のある杓子定規先生のところに家からも近く何時も空いている(またブログネタにもなりうる)という理由で通院しているわけでございましたが、前回はちょっと通院をためらわれる事態が起きたのでございます。
目下あわほは日中、抑閑散とサンソウニントウという2種類の漢方薬でしのいでいるのですが、夜に1錠飲む睡眠導入剤のマイスリー5mgがどうしても(生理の前後を除いては)キツすぎるので、先生に「漢方薬に変えて欲しい!」と、前々回から何気なくお願いしておりました。
で、前々回先生は「ちょっと考えておくよ」っな事を仰せになっておられたのですが、前回行くとあろうことか!態度が一変したのでありまする。
「今飲んでいる漢方薬の量は充分だし、これ以上増やしても効果はない!よって君がいう柴胡加竜骨牡蛎湯(注、この漢方薬に睡眠効果があると予め薬剤師に入れ知恵してもらったヤツ)も却下!却下~!」
てな具合に余りにも強引に却下されたものだから、止むなく敗北し、従来通りの処方箋を持って薬局にグチりに行く。
「もうこうなったらホントに先生変えた方がいいよ。私が営業がてら診てもらっている医者は精神科医なのだけど極力西洋医学の薬は出さないで、漢方薬をメインに処方してくれるのよ。その先生は奥さんに逃げられて現在婚活中のシニアのくせに、会うたび毎に
「君は今日こうしてボクに会うために生まれて来たのだよ~!」と、寒~い事を口にするんだわ。それで趣味は患者と長々とお喋りをする事で、30分を越してナースから苦情の電話が入ることは日常茶飯事なんだわ。ソイツを見ているだけで何だか癒されるので通い続けているんだけどね」(クスッ!)
と、貫録のある横綱級デブス女店長は言った(でも内面はとてもイイ!)
「こりゃ漢方貰えるし、ブログネタとしても杓子定規先生より使えそうだから、今度からその寒~い先生に診てもらおうかなあ」と、悩みつつ薬局を後にする。
でも、でも、でも、でも、でも~!結局予約を取るのが面倒くさく思っているうちに月日は過ぎ、とうとう薬は底をつきた。
仕方なく、杓子定規先生のところへ自転車でダッシュする。
ガラ~ン!閑古鳥鳴く(お決まりパターン)
あわほ再び西洋薬剤過敏症&マイスリーのキツさを訴える。
「今の漢方薬には睡眠効果の成分も充分含まれているからこれ以上は他の漢方薬は出せない!」と、先生は断固却下(プンプン!)
ダメモトで無い知恵を絞りに絞って何とか必死に反撃を試みる(チキンながら)
「・・・でも嬉しい事にここ一週間ぐらいはマイスリーを切らしていても、2時間ぐらいすると眠れるようになったんですよ(ホントは眠れない日もある)。だから後はもう少しだけよく眠れるようにするために、他の漢方薬を1包だけ追加して欲しいのですけど・・・・・。まあネットで調べたところによりますと、1日トータルで6包ぐらいなら何とかギリギリ保険でカバー出来るような事も書かれておりましたし・・・・・(注、この部分ホントはデブス店長の入れ知恵である)」
「その程度の睡眠障害だったら、漢方薬1包増やしただけで大丈夫そうだね。う~ん、何か飲みたい漢方はある?」と、杓子定規先生はこっちの睡眠障害が緩和されたと踏んで、実にありがたい提案をしてくれたのであった(更にありがたい事に顔色も暖色に変った。お目目少しランラン!)
その結果ついにあわほは、望み通り柴胡加竜骨牡蛎湯という何ともヤヤコシイ名前の漢方薬をゲットしたのであった(ケーケッケッケー!勝利のオタケビV)
もっとも生理前後の対策としてマイスリーも出してもらったのではあるが・・・・・。
多分あわほはこの先も閑古鳥が鳴く杓子定規先生ところへ通い続けるであろう。
さらに新たなるジミなブログネタの冒険の旅を求めて。
こんな冒険録誰も期待なんてしていないけど、「たまには読んでやってもいいよ」と、奇特に(「危篤に」?)思われる方はカンパのために応援ポタンをポチッとお願いしまする。
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