２０１２年１１月７日(水)
今回は私あわほの超ウルトラスーパーAC（アダルトチルドレン）な高校の同級生Sの話でありまする。
もっともあわほ自身も就職活動から逃げ、その後も何も成し遂げていない事からしてACな感は否めないんですけども、世の中何でも上には上がいるものでして・・・・・。
S（♀）の家は代々家族経営の会社を営む資産家（近年うまく会社を売却したことでさらに資産を増やしたらしい）
Sは高校卒業後周りの学生も殆んどパイトしていないという超お嬢な女子大に入学し、大学時代（そして卒業してからも）は親の金で北海道から沖縄まで終始飛行機や新幹線を乗り回して大好きなバンドの追っかけをしておりました。
なおかつ自宅から大学に余裕で通える距離に住んでいながら一人暮らしをし、毎日のようにショッピングに出かけてはブランド品や服を親の金で買いまくっておりましたとさ（一度Sの買い物に付き合ったときはSの財布から万札が飛びまくり目がテン！になったボンビなあわほ）
「ワタシは高校時代囚人のような寮生活を送っていたから、今こうやってバンドの追っかけをしたりショッピングをして憂さ晴らしをするのは当然の権利やわ～」（これがずう～っとSの口癖となる）
と、Sは豪語した。
「そんなこと言ったら囚人のような寮生活の中でイジメられ３年間殆んどぼっちで過ごしたあわほはどうねるねん！さすがにこっちだって少しくらいはバイトしております。そして凄くイタイ目に遭っております！」
と、あわほは心の中で独りツッコミを入れる。
「ところで、ワタシ今二股かけられそうでホントヤバイねん。アンタとこ共学やろ。合コン開くか何とかして彼氏早く捕まえないとホントヤバイ！何とかしてアンタだけが頼りやねん！」
と、Sはあわほに毎日のように猛烈かつ大迷惑な電話攻撃をしかけてきた。
「でもあわほには友達もいないし、頼めるような相手もいないし・・・・・」
「語学や基礎ゼミに男子学生ぐらい普通にいるやろ。とにかくホントヤバイ！ヤバイ！ヤバイ～！何とかして～！」
当時はスーパーチキンハートで災難から逃れる術を全く持ち合わせてなかった大学１年のあわほ。
仕方なく恥を忍んで、あまり話したことがないけど面倒見が良さそうな多重浪人生の基礎ゼミのお兄サンに事情を話し、合コンの約束を取りつける。
女子の方はSと分担して集めるということになっていたのだけど、ここでSの裏切り行為が！
「ワタシの友達みんな彼氏がいるからダメだってさ！だから悪いけどアンタに全部任せるわ！」
「ちょっと・・・・・それはあわほには無理。そもそもまだ仲のいい友達だっていないし・・・・・」
「でも急を要する事ぐらいアンタにも分かるやろ～！とにかくワタシには時間がないねん！」
Sの傍若無人ぶりに圧倒され、スーパーチキンなあわほ無理矢理無謀な条件を一方的に飲み込まされる。
もうあわほの方はちょっとした知人に頭を下げては断られまくるの惨状！
最後の最後で奇跡は起こり、偶然再会した小学校の同級生が救いの手を差し伸べてくれ友達まで連れてきてくれた。
しか～し！いざ顔を合わせると本当にブスばかり！
男子諸君のテンション下がりに下がりまくる！
（多重浪人生のお兄サン本当にゴメンナサイ。今でもこの事に関して私あわほ大いに反省しておりまする）
敗者の屈辱を噛みしめてあわほ家路につく。
数時間後家の電話はヒステリックに鳴りだした。Sからだった。
「
ちょっとアンタとこの大学生なんちゅう神経してんねん！電車で一緒に乗り合わせたヤツ、ひとの大学のこと散々バカにしやがって！国立に行けなかったバカ大生のクセしやがって！」
この後約２時間ぐらいかけてうちの大学のことを怒涛の勢いでこき下ろしまくる！（ちなみにSはGランクの私立の女子大である）
当時まだうまく大学生活になじめず仲のいい友達も彼氏もいなく、受験に対するちょっとした失敗感もあって、あわほは精神的にも相当凹んでいた時期であった。
「それで話変わるのやけどな、今日「部活している」と話していた男の子いるやろ。その子の事知りたいたいから、主宰者に連絡先ちゃんと聞いといてなあ。頼むで～！」
Sの事がもう凄く頭に来たけど、スーパーチキンハートなあわほちゃんはSの言いなりになり、主宰者の多重浪人生のお兄サンに伝言を伝えた。
それが縁でSと部活君はめでたく付き合うことになった（Sは今度は逆に２浪した部活君の功績を褒め称える一方で、用済みになったあわほを見事にポイ捨てしたのであった。）
しかしその５年後結婚直前で部活君から二股をかけられ、ニートSは見事に捨てられる。
「
ちょっとアンタが紹介した男のせいでワタシこうなってん！だからアンタが責任を取って弁護士にでもなった子がいたらちゃんと紹介してや！」
もうさすがに付き合いきれね～！（あわほも年を取って図太くなったしね）
ともあれ、ニートはニートでもスーパーACにならないようなタシナミはやっぱり人間必要だよねえ、「その礼儀も知らないヤツはこのニート界からも追放じゃ！ニートにもプライドがあるんじゃ～！キサマなんぞニートの風上にもおけぬ！」と、あわほと同感の方は
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