2013年11月25日(月)
晩秋のこの季節、あわほは歴史的浪漫を求めて、金印(漢委奴国王印)でお馴染みの志賀島に行った。
な~んて言ったら、カッコイイんだけど・・・。
実は...そうではなくて、ただ背骨(注・くどいようだけど、”背中”の間違いではないよ~)全体のコリと、ウツ症状の改善を求めて、近場の温泉施設・”金印の湯”(大人1人・500円也)に行っただけ...。
志賀島へは、家から車(または徒歩+船)で所要時間45分で行けるという、超お手軽観光スポット(因みに、志賀島の金印公園にある物はレプリカ。本物は福岡市博物館にあるらしい)
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これで3回目の志賀島なんだけど、”金印の湯”に行ったのは今回が初めて。
”金印の湯”は、内風呂1と、5~6人ぐらい入ればもう満杯になりそうな露天風呂1のみで、ちょっと”名前負け”している感じ。日曜日なのだが、人気の少ないのがこれ幸い。(侘)。
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ここはガメツイあわほ。500円の元を取るべく、温泉施設内で1時間ねばった(ガ~ハッハッハ~!)。
温泉の湯質は、塩分と硫黄物質が混じったもの。舐めると塩っぽくて、嗅ぐとゆで卵の腐ったようなニオイがする。
内風呂の方は濃度が薄めで、露天風呂の方が濃い。
せっかく来たのだから、濃度が濃く、温度も高く、狭~い露天風呂施設の中で、入浴時間の大半を費やした。
当然のごとく、あわほはすぐ赤くのぼせ上がった。
始めのうちは、のぼせると、他の入浴者の人たちがするように、浴槽の縁(ふち)やベンチに座ったりして休憩を取っていた。
でも、よ~く見ると、狭~い浴槽の隣には、直方体の
wood deck(ウッド・デッキ)が2個、カギカッコ( 」)型に設置されていたのである。
約、縦45cm×横1・5m×高さ10cm×2個(ざっくり言うと、大人が2人、ひざを立てた体勢で横になれる程度の広さ)。
そしてやっかいなのが、その”wood deckのスペースが、休憩場所なのか否か、の見分けがつきにくい!”こと。
っていうのは、
wood deckのすぐ奥には、”立ち入り禁止・緊急避難器具設置場所の掲示板”が立ちはだかっていたから・・・。
他の入浴者たちも見分けがつかなかったからなのか(?)、誰も現にwood deckを使用しておらず、乾燥し切っていた状態であることからして、過去にも誰も使用していない感じ・・・。
「う...ん、wood deckは休憩場所かどうかが分からない~。でも、とかくあの場所で思いっきり寝そべりた~い!」
そんな悶々とした葛藤を、数十分間かかえたあわほ。
とうとうしびれを切らし、wood deckを1個分独占した。(オーホッホッホ!)。
でも、あわほの独占行為に、誰も一瞬たりとも眉をひそめたりはせず、皆それぞれ自分たちのやり方で寛いでいた(セーフ!)
あ~、wood deckはやっぱり休憩スペースだったかも(?)です。(ホッ!)。
ーー
まあ、このように大人になればASでも、周りの状況や様子からある程度物事を判断出来るようになるけど(エッヘン!)、ASを含めた発達障害の子たちは、状況判断をすることがすご~く困難で苦手。
ひと言でいうと、「
発達障害の子たちにとっての常識は、世間の思う(イメージする)常識とはとてつもなくかけ離れたもである」からだ。
ーー
こちらに引っ越す以前に通っていた、発達障害指定専門精神科医が経営するクリニックでの出来事。
あわほが診察室から出てきて、再び待合室に戻ったのは、人気がまばらな夕方の時間。
そこでは、あろうことか!?、ADHD系中学生と思しき女子が、ソファー1個分をまるまる占拠し、ふにゃふにゃした顔つきで、チョー気持ち良さそうにゴロゴロ寝転がっていたのである。(驚愕)!。
偶然にも診察室からお出ましになった院長(アラフィフ・♀)は、思いっきり眉をひそめながら、「行儀が悪いから、人前でソファーでゴロゴロするのを止めなさい!」と猛烈にその女子を叱りつけたのである。(ビビるあわほ)。
普段の院長は、おっとりしつつも、何事にも動じない、で~んとした風格の持ち主(ついでにいうと、ノーメイク・非美人)。
であるのに、この時ばかりは、感情モロむき出しの院長。(あら、意外)。
女子の方は、院長の言う言葉&怒りが、全く理解出来ない様子。
「なんで、ダメなの~?」院長に食ってかかる女子。
双方の言い分がかみ合わない状態のまま、数分が経過......。
最終的には、院長の風格と権威をもって、「以前から”書きなさい!”ってアンタに言っておいたスケジュル帳は、ちゃんと家で仕上げて来たの!!」と話題を逸らすことで、事態は収拾。(”権力”たるものや恐るべし...)。
ー
おそらく、かの女子は中学生になっても、「
待合室など本来寝転がることが許されない公共の場でゴロゴロする行為 = 他人に心理的不快感をもたらす」という
公共性方程式が、アタマの中に存在していない模様...。
かたや、彼女のアタマの中には、「
空いている場所でゴロゴロする行為 = 他人の場所まで占拠しているワケじゃないんだから、べつにそうしてもいいんじゃん!」という常人では理解できない、一見合理的かとも思われる
発障方程式が、存在していた模様...。
「公共性方程式 VS 発障方程式」。
まさに、
水と油。(ムズッ!)。
ー
かく言うあわほも小学校中学年ぐらいまで、その中学生女子と似たり寄ったりの奴だったので、彼女の気持ちはよ~く分かる。
正直言うと、それ以降そして現在でも、あわほの思考回路自体は、彼女とさほど変わらない...。
また、中学時代から30歳ぐらいになるまでは、微調整と周りの反応を見る精神的余裕がなかったので、人生つまずきまくった。(惨)。
今はただ、知識の量を増やしつつ、周りの反応を見ながら、年齢とともに自分の態度を無理矢理矯正しているって感じ。
ってな具合であるからして、”発障方程式”を保持し続けているあわほは、人生に日々
ぽち~と!疲れ続けているのである。(哀)。
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