そのため、オカメインコののぶりん(♂)お気入りのサラダ菜(198円)とチンゲン菜(180円)が手に入らず、のぶりんは超不機嫌。とかく毎日毎日ピイピイ鳴き喚き、煩い、ウルサイ、うるさ~い!
人間サマのお口では充分美味しく感じられるのだが、鳥サマのお口には全く合わなかったよう。一段と不機嫌になり、超猛烈うるさい!!
さて、これからどうしたものか・・・、目下解決策に悩んでいるあわほ。
ーー
スミマセン。どうでもいい前置きがつい長くなってしまいました。
本題に入ります。
某デパ地下では、野菜売り場すぐ隣のワイン売り場もリニューアルされていたのである。
しかも、一目で分かるぐらいバカでかくて、品揃えも豊富そう。
食い意地本能モロむき出しで、サラダ菜とチンゲン菜の入ったカゴをワイン売り場入り口の片隅に置き、ズカズカと中へ入ってしまったのである(KY&行儀の悪さモロ出しのDQN。帰る時に気づくと、カゴは店内のイスの上にそっと移動されていた)
店員さん(アラフォーと思しき男)は、客がひとりも来ず暇をもてあましていたらしく、こんなDQNなあわほに声をかけてきたのである。
ー
特に何かが欲しいというわけでもなかったので、適当に並ぶ商品を眺めながら、雑談をする。
この雑談中に、不覚にもスイッチが入ってしまったあわほ。
暴走し、聞かれもしないことをペラペラ独りで喋りまくり!!
でも、そんな客でも相手にしなければならないのが、接客業のツライところ。
で、途中、店員さんは、「僕は、ロワール地方<大西洋側から中央フランスのロワール川流域>のワインが結構好きですかね」
「
ワタシの方は、ロワール地方のワインは変なえぐみが後味に残るからあまり好きではないかも・・・」とか、ウンタラカンタラ・・・。
ってなように、ウザさ極まれりなあわほ。
このウザさ及び迷惑行為に対しては、超手痛い出費ではあるが、”迷惑料”なるものを支払うわねばならぬ・・・。
正直言って、値段自体が普通のワインショップより総じて高めだし、目ぼしいと思うワインも一本もなかった。
でも、何か買わねば、DQNなうえに面目も丸つぶれだ~!
ー
苦し紛れに、「プロヴァンス地方(南仏)のロゼワインはありませんか?」とあわほは口にした(プロヴァンスのロゼは総じてブレンドが絶妙で2000円前後の価格帯。当たり外れが少なく無難なのだ)
「ありますよ~!」店員さんは誇らしく、あるワインに指をさしつつ薦めてきた。
「
1400円の
プロヴァンス ロゼ。品種はカベルネ フランです。
通常なら3000円程します!今はオープニングセールで
超お買い得価格にしています!」(キリッ!)
その自信ありげな店員さんの男らしい態度と、カベルネ フラン単一品種、お買い得感にほだされ、ルンルン気分で家に帰る(こうなると手痛い出費もどこ吹く風~)
その晩のうちに件のワインを開ける。
ーー
う・・・ん、なんだかオカシイ・・・。
カベルネ フラン品種特有、かつあわほ好みの”辛口・ピーマンを丸かじりしたような青臭い風味”があまりしない。
件のワインは、中甘口でもわっとした、お子ちゃまが好きそうなジュースのような単純なお味。
1400円ならぎりぎり許容範囲で許される味かもしれないが、小売りで3000円なら、ぼったくりもいいところ(怒)!
ーー
怒ったあわほは(1400円もしたんだぞ~!)、アス特有の執念深さをもって、件のワインのことを本とネットを駆使して調べまくる。
件のワインは、「マルキ・ド・グレーヌ・ロゼダンジュ」(Marquis de Qoulaine ROSE D`ANJOU)
ー
1)地方について
これは、
プロヴァンス(南仏)ではなく、ロワール地域圏(大西洋側から中央フランスのロワール川流域)のワイン。同じなのは国名だけ。 しかも、
アンジュー(ANJOU)という超マイナー地区。
おまけに、本には「
世界のスーパーマーケットで安く売られていたロゼは、この地区のワイン生産の半分以上を占めるだろうが、これはアンジューの製品を判定する基準ではない」とフルボッコな記述が・・・(最新ワインハンドブック p.178 ロバート・ジョゼフ著 藤野邦夫訳 ネコ・パブリッシング)
おいおい、店員さん、地域からして完全に間違っているし、あわほが嫌いだと言った地域のワインであるぞよ~!
「世界のスーパーマーケットで安く売られていたロゼ」だったなんて、凄絶ショック!!
ー
2)品種について
グロロー種70%カベルネ フラン 30%
まあ、カルベネ フランも一応30%は入っているので、店員さんの言うことも完全なウソとは言い切れないのでありますが。
でも、70%を占めるグロローという品種がいただけない・・・。
ググってみると、「
グロローは、軽く、あまり色は濃くなく、アルコールもあまり強くないワインを生みだす」
またwikipediaによると、「
ロゼ・ダンジュ(ROSE d`Anjou)は、この地方の固有品種であるグロロ種のぶどうを主体として作られるワインで、AOCのワインのなかではミュスカデやアントル・ドゥ・メールとともに
もっとも安価なワインである。美しいサーモンピンクで、やさしいアロマのある快いワインで、
”女性が喜ぶワイン”として有名である」
あのモワッとしたベタな味は、グロロー種のせいだったのか~(驚)!
にしても、”女性が喜ぶワイン”だなんて言い方、失礼すぎ(怒)!!
-
もっとも、自分の好みを聞かれたとき、あわほは店員さんに、「辛口好みで、よほどの理由がない限り甘口は飲まない」ともいったはず。
お~い、店員さん、品種の問題以前に、客の好みも完全スルーかよ(怒×100)!!!
ー
3)価格について
ググってみると、
件のワインの価格帯は、1050円~1470円(税込)なので、価格自体は適性である。
でも、「通常は3000円ぐらいします」は、誇張もいいところ(怒)!
ただ、ネットにUPしてあるレストランで、件のワインが1本3000円のところあり。
そして事実がそうであるなら、ここは”文字どおりにしか物事を理解しないと揶揄されているアスペの長所(?)を見習うべし”。
「レストランで注文すると3000円ぐらいします!」と正確な表現を使うべきだと、あわほは思う。
-
最後に店員さん、レストランと普通の小売り市場の価格を混同しないで下さいませ(こういうまぎらわしい混同されると、アスペは非常に困ります)
ーー
ってな具合に、短時間のうちに男のウソに3つも
ぽち~っと!と騙されてしまった、超単細胞な
あわほであった。
ーー
追記.
本一冊まともに定価では買えないあわほにはイタ過ぎる出費。
こんなことなら、「ジュンクの前を通りかかった時、円地文子訳の雨月物語(確か740円ぐらいだったと思う)を素直に買っておけばよかった~」と大いに後悔後悔後悔~!!!
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