2012年11月5日(月)
昔個別指導の塾でバイトしている時に父親が小学校高学年ぐらい男の子を連れて入塾手続きにやってきた。
「うちの息子は自分とよく似てて全く勉強ができないんですわ。まあ勉強を習ってもあんまりできるようにはならないと思いますが、どうか気長にみてやってください」
その光景を私あわほは同じく全く勉強ができない生徒を相手にしつつ、ちらっと盗み見をしていたのだった。
そしてあわほは瞬時にその男の子に対してこういう感情を抱いた。
「君に、とてつもなくスゲェージェラシーを感じるよ」と。
あ~あ、バカをバカとして受け入られていることは何とまあpricelessな財産であることか。
「バカをバカとして受け入れられず親に貶されまくり、人格破綻までしまった」あわほはホント心からそう思った。
もっともうちの両親でなくとも自分の子供の頭の悪さを全く分かっておらず、学校の先生や塾やはたまた家庭教師のせいにするバカ親どもはそこらじゅうにゴロゴロいる。
子供に能力以上の過剰な期待をするのはホント危険である。
あわほみたいな発達障害者の場合は特にそう。
うちの母親は超がつくほどの凄まじい学歴コンプレックスの持ち主で、働いた金の多くをバカ娘あわほの教育費のために湯水の如く投下した。
うちの母親の野望はあわほをいい大学に入れて皆が羨むようなイイ職業に就かせる事であった。
私学文系の大学入試なんぞはせいぜい3教科だけなので発達障害児でも何とかクリアできたのだけど、その後がさっぱりダメ。
学生時代はいくつかバイトもしたものの失敗をしでかすことが多かったため社会不安感が増幅し、就職活動はあまりもチキンだったので逃げてしまった。
それからも体勢を立て直すことは全く出来ず、薬の量だけが医師の処方で増え続け、精神状態がどんどんと悪化していった(30歳ぐらいになるまで「発達障害」って言葉すら知らなかった)
ろくに就職できずにいたから周りとの格差は開くばかり。
「大学行ったのにまともに就職が出来なかった」
正直言ってこれは一生私に屈辱としてまとわりつく。
それで発達障害の診断が下ってから、働こうと思って主治医にこう聞いてみた
「私は発達障害の手帳なしで何とか働けますか?」と。
「アナタの場合は凹凸の差が激しすぎて脳がもうガタガタ。はっきり言って手帳なしで働くのはまず無理」と、主治医。
ガ~ン!最後通牒。
結局親の期待に応えよう応えようとして無理をして(出来ない勉強も学校生活も無理をして)やってきた結果がこれである。
もうあまりにもバカらし過ぎて手帳を取得する気にもなれず今日に至る。
一方母親の方はムダに教育費を使いまくり、出来の悪い子供にヒステリーを上げることで精神までも消耗した。
年収100万円以下56%、100万円超から200万円以下45%。これは今年2月に障害者が働く作業所でつくる団体「きょうされん」が働く障害者1万人を対象にアンケートを取った結果の数字である。(注、年収には障害者年金なども含まれる)
「それでも障害者どもの年収って俺らより高過ぎるんじゃねえの!ままごとぐらいの仕事しかやってないくせに!」と、言うような意見がネット上ではしばしば見られる。
特に今の時代は正直言って仕事能力や社会適応性に優れてないと高収入はまず無理である。
「ならせめて、
バカでもカワイイって心底親が思ってくれないと子供はホント救われないよね。モンスターペアレントなんていうバカ親どもなんて、ホント自分の子供がバカだと気づこうともしないクソの典型だよね」と、お怒りの方はイナズマスイッチをポチッと!
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