2012年8月8日(水)
前編に引き続き、「女子は甘い物好き!」というのは嘘っぱちであるというハナシであります。
「女どもは口を開けばスイーツの話ばかりしているじゃないか!」=「女は甘い物好き!」
この公式は必ずしも正確ではありませぬ。
もっとも口を開けば相手に関係なく(男女を問わず)スイーツの話題をふりまく女子たちが多いのは事実ではあります。
けれど世の女子たちが「なぜこの話題をふりまくのか?」といえば、「ただ単に私は甘い物好き」であるというメッセージ以外の要素がかなり多く含まれているように思われまする。
何はともあれ女子がこの話題を好むのは、「一番当たり障りのない話題っぽいから」という理由があげられまする。
まあ男子諸君の場合なら「当たり障りのない話題のなかに、ゲーム・ネトゲ・スポーツ観戦・ちょっとコアな音楽の話」なども普通に含まれるかと思われます。
しか~し!女性脳は元々男性脳よりもプログラミング能力に劣るため(まあ女性でも稀にこの能力に秀でている人もいるのではあるが)、ゲームやスポーツ観戦を純粋に楽しむのはやや困難なのでございまする。
そうなるとどうしても共通の話題といのが限定されてしまいます。
女子が好む話題としては、スイーツの他にファッションや化粧品というのがあります。
しかしながらファッションや化粧品の話となると、個人的な好みの差が激しくなりなかなか話題そのものがかみ合わなくなったりします。
そして女子同志が輪になってこの手の話題をする場合は、話題のかみ合わなさを回避するため「常に自分はグループ内に暗黙のうちに存在するスタンダードからズレてはいないだろうか?」と、常時神経をすり減らしながら会話を進行させるというたゆみない努力が求められます。
これってたまにはいいかもしれないけど、ずっとこんな神経ピリピリするばかりじゃいくら普通の女子とはいえ、ヘトヘトに疲れてしまいますよねえ。(注、「全く普通ではない女子のあわほ」は根っからこの手の話題にツイテいけないのではあるのだが)
それに比べて、スイーツというのはホント当たり障りなくて無難である。
大体現在日本においては「チョー不味くてどーにもならないスイーツ」なんてものは殆んど存在しないし、デハ地下に行けばどれもこれも似たりよったりの味のするオイシイそうなスイーツばかり数多く陳列されておりまする。
なので、どれを選んで買って食べてそれを話題にしても「他の人からセンス悪り~ぃ!」と陰口を叩かれたりすることもあまり無いし、種類は実に豊富なので話題は尽きないのである。
また男性諸君には女性のファッションや化粧のちょっとこみいったハナシをしてもなかなかピンとこないのでありますからして、自然とスイーツの話題になってしまったりするのでありまする。
それに世の男性諸君のなかには「女子がスイーツのハナシをしているのにちょっとした萌えを感じてしまう」人が数多く存在します。
最後に「職場に甘い物をもっていけば目を輝かせて喜んでいるのは大抵女どもである」=「女は甘い物好き!」という公式もやや疑わしく思われまする。
そもそも職場というのは、圧倒的男性優位コミニティでございます。
かような職場環境にあっては、「男子たるもの何時いかなるときであっても、女子よりも真摯な態度で仕事に取り組むべし!」といった態度が求められます。
そんな中にあっては、ホントはケーキやお菓子の差し入れが内心では嬉しくても「男子たるもの仕事と関係のない甘い物に対しては常にクールな姿勢」を取らねばなりませぬ。
またエッセイストの斎藤由香によりますと、逆に女性総合職の場合は「甘い物をもらったら常に愛想よくニッコリすること!」が、業務の一環として課せられているようであります。(このことに言及している本のタイトルは忘れてしまいました。ご勘弁を!)
私あわほ的結論.
「女子が甘い物好き!」ということになってしまっているのは、ジェンダーロールや話題の無難性などといったものが複合的に絡み合った結果であって、「本当に甘い物が好きかどうかは男女差ではなく個々人の味覚の差による」
だからこのことにも代表されるような生来的な個々人の感覚を完全に無視したぎこちない「女だからどうの男だからどうの」というのは社会から早く抹殺されたるべし。(ムダに疲れるだけだよ、全く!)
早いハナシ脳機能からして規格外の発達障害女子っていうのは、いわゆるこの「女だからどうの男だからどうの」っていうのに、日々すご~く苦しめられているのである。(まあ程度の差こそあれ定型の男女もな)
おしまい。
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