2012年6月11日(月)
かって女性特有の症状だと思われていた更年期障害が最近男性にも多発していることが話題となっております。
うちの父もその例にもれず7~8年ほど前これが発症し、周囲に体迷惑をふりまいておりました。(本人の自覚症状全くナシ。もちろんいまも)
元来うちの父は思い込み・気性・事実誤認に基づく被害的な妄想が非常に激しく、エスカレートするともうノンストップDV男ぶりを大いに発揮。
まずうち父の第1段階的な男性更年期障害の症状は、勝手かつ一方的にうちの母が他の男と浮気しているという被害妄想を抱くことでした。
うちの両親はこの時点で約10年にも及ぶ半別居状態が続いており、うちの母は実家から徒歩5分圏内にある旧実家を生活の拠点としていました。(旧実家ではひとり暮らし)
そんなある日の父と私あわほとのレストランでの会話は以下のとおり。
父「あのクソババアなんか浮気してやがるんだ」
あわほ「あんなルックスも人格も終わりまくっているババア誰も相手にしないでしょう」
父「なにをいっているんだ~!まだどこかに金を隠してやがるんだよ・・・・・・。なんか男に貢ぐためにオメガの時計を売ったみたいだしな」
あわほ「あのクソババアの給与から私の吸い取り分を引いたらもうなにも残らないよ。それにオメガの時計もチンマイ宝石ナシのただのボロ汚い皮ベルト時計じゃん。売れるわけないよ」
(異母姉兄+あわほの学費やマンションのローンを母が出資したことは身の危険を感じるのでとりあえず伏せておいた)
父「ぬかせ~!俺からあのクソババアは散々金をむしりとりやがったから、持ってナイわけねえだろう。それにあの時計だってまだ価値があるんだ」
あわほ「・・・・・?」
解説 私あわほは子供の頃から母の給与明細書を見せられて育ったので、母の所得は粗方知っている(注、但し父には非公開)。しかもうちの母は株などのギャンブルには一切興味ナシ。
かつ母は家計支出の大赤字を補填すべく終身型生命保険をほぼ全て解約している。
また例の時計はずっと昔に10万ぐらいで購入したもので一銭の価値もない傷だらけのポンコツ。
非常にタチの悪いことにうちの父は「微々たる金額」を家庭に入れただけで、「ケツの毛を全て抜かれた」という思考回路になる。
あわほ「まあそれはいいとして、なんでお父さんはあのクソババアが浮気していると思うの?なんか証拠でもあるの?」
父「ずうっ~と長らくの間夜にあのクソババアの家に行くとだなあ何時も何時もいたためしがないんだよ。それでオカシイなあと思ってあとをつけていくと毎回途中で姿をくらましやがるんだよ。先日なんかは俺の気配を感じたらしく慌てて大急ぎで走りやがったから、あと一歩で証拠をつかめそうだったのだけど、惜しくも逃がしてしまった。まあいまのところ浮気相手も確定してないんだけどな」
解説 さすがに何時も留守だという話や、大慌てで走って逃げたという話をきいて、あわほも少し母の行動に不信感を抱く。またうちの母はドブスババアではあるが社交性には優れているため(外ヅラはイイという意味)人に好感をもたれることも多く、お稽古事もかけ持ちしているので、まあ浮気する可能性も少しはあるのかなあと。
あわほ「もしあのクソババアが浮気しているとしたら、お父さんはどうしたいの?」
父「俺からむしり取った金をとり戻すべく行動にでる。まず事の真相を調査すべくあのクソババアと仲のいい弟(あわほにとっては叔父)の家へ直行するぞ!」
解説 父は驚愕のあまり目がテンになっているあわほを尻目に、レストランを出て文字どおり電車に乗って叔父宅に直行した。(しかも先方へ電話一本入れることも無くだ)
解説 叔父宅のマンションの近くで叔父にばったりと出くわし、叔父はもうビックリ!
家の中にお邪魔するとリビングにいた叔母はさらにビックリ仰天して、テーブルの上のモノを大慌てで片づける。
解説 父は母の不審な行動の概要を叔父夫婦に一方的にベラベラと話し、ちょっとボケたところもある叔父は父のハナシを信じたらしく適当に相槌を打つながらきいていた。(あの荒唐無稽な時計のハナシを含めて)
けどこのあと父の爆弾発言が炸裂!
父「下の口を他の男に食わしている女の上の口を誰が食わしてやるかっていうんだ!お粗末な道具しやがって!」
解説 なんと!父はお下劣・卑劣極まれりなこの発言をフェミニストの叔母も聞いている前で何度も繰り返したのである!
この発言には叔母が怒るだろうなあと思いあわほはもうヒヤヒヤものだったのだが、叔母はうちの父の暴力的なにおいを直感的に感じ取ったらしく、その場では黙って聞き流す態度を取っていた。
で、おまけにもう一発、あわほの立場をさらに悪くする父の発言が炸裂!
父「この子なんか仕送りを殆んどストップされちゃって超カワイソウ!
解説 この発言をも父は何度も繰り返すのである。
20代後半で無職・無収入人間あわほが立場を完全に失ったのは言うまでもない。
当時自分が発達障害だとはまだ分からなかったので尚更である。
帰結 この直撃訪問の後あわほは母や母の妹のハナシを聞き、母の浮気は無かったものと推定。ただ単に母は深夜族なので夜にチョロチョロと風呂屋に出かけたり、ファミレスに行ってお稽古事の宿題をしていただけなのである。安物ボロのオメガの時計も数年前に革ベルトが切れて紛失してしまったとの事。
まあ離婚した今も、相変わらず父は自分の妄想に固執し母の浮気を疑っているのだが・・・・・。
但し、この事件から数年後母も他の兄弟とイザコザを起こし、ヒステリーキ○ガイ女ぶりをモロに曝してしまいました。
それにより我ら家族は全員異常だと叔父夫婦にレッテルを貼られ絶縁状を突き付けられました。
おしまい。
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