2012年5月22日(火)
三田佳子の次男は、覚醒剤所持で3度も逮捕されるという不祥事を起こしました。
1度目の発覚当時は彼がまだ高校生で、母親の「ウィークエンドママ」の看板を見事に打ち破るという大変ショッキングなものでありました。
彼の母親は言わずと知れた大女優の三田佳子・父親は元NHKのプロデューサーという大変セレブな出自であるのにもかかわらず、なんとまあ出来の悪い不良息子であることか・・・・・。
写真から推察するに、彼は少しばかし自閉チックな雰囲気を漂わせているものの、薬を吸う友達とはいえつるんでいることからして、頭のタイプはギリギリ定型の領域かと思われます。
けれど、初犯当時彼がエスカレーター式の学校に通っていたことからして、そのまま同級生の薬を吸っていないお金持ちのボンボンたちと普通につるんでいれば、その流れで大学を卒業して、その後は親のコネか何かで就職してごく普通の無難な人生を歩んでいたに違いありません。(とはいいつつ、無職のまま結婚してそのまま三田佳子におんぶしてもらっているところはすごいのだが)
なのに、そうにはならなかった。
う~ん、なぜなの?
とっくの昔にもう世間からは忘れられてしまったこのスキャンダルが時々私あわほの頭の中をよぎるのであります。
「う~ん、君の気持イタイほどこのあわほオババにも分かるよ」
彼が知れば「オマエみたいなヤツに俺の気持ちが分かってたまるものか!このババア!」というツッコミがくるのは承知の上で、今回は勝手にこの話を進めたいと思います。(ザ・強硬手段!)
私あわほの思うに、仕事のできる人を親にもつというのは大変なプレッシャーであります。
まあ親が仕事のできるタイプであっても、はなから自分の子供には仕事能力を期待していない場合や、子供自身も親の才能に見合うだけの仕事能力を兼ね備えている場合はさほど問題は起こらないでしょう。
しかし、さほど仕事能力の高くない子供に対して能力の高い親や周囲の人間が期待をかけ過ぎた場合、悲劇は起こりがちであります。
親に才能や名声があり、かつ家にもお金があれば、親や周りの人間はその家の子供の将来に対する期待を過剰なまでに抱きます。
例えば、ザザンの桑田ケイスケ・原由子夫妻の子供、山下達郎・竹内まりや夫妻の子供も、学生時代に学祭のステージに上がっただけでも、芸能レポーターにワイワイと必要以上に騒がれていましたよね。
それでもまあ親の育て方がよければ、子供にさほどの才能がなくとも世間の期待に完全に押し潰されることはないのですが、そうではない場合は地獄。
三田佳子の次男の件に話を戻しますと、1度目の逮捕は彼が未成年だったこともありすぐに釈放されました。
しばらくすると、三田佳子がテレビカメラの正面で大粒の涙を流しつつ、「息子は立派に立ち直りました」と。
これはもう芸能スキャンダル史上最高とも言われる、大女優三田佳子の迫真に迫る名会見でございました。
次男クンは、その後何年かプータローみたいなことをして、再三薬物所持で逮捕されました。
「う~ん、やっぱりそうなってしまったのね」
こらが私あわほの正直な感想です。
だって、三田佳子女優としては超一流だけど、母親としては最悪だもん。(三田佳子ファンの方スミマセン)
次男クンの初犯が発覚する前から三田佳子は、地下室で次男クンが悪い友達とつるんでいても、「怖いから」といって完全に野放し。
発覚後周りから舞台を降板するように勧告された時は「なんでこの私が降板しなきゃならないのよ!」と、即ブチギレ!
その数カ月後に「うちの息子は完全に立ち直りました!」の名会見!
これらの経緯からして三田佳子は家の中ではお金だけを息子に与え続け、その他のことは全てノータッチ。
かたや彼女は外ではきれいな「ウィークエンドママ」を演じ続け、息子が最悪な状況に陥っても世間サマの体裁を取り繕うことしか脳が回りません。
そんな無責任で無神経な母親を片親にもちつつも不祥事が発覚すると、次男クンは「お金で甘やかされているからダメになるんだ~!」と世間サマから猛攻撃をくらっておりました。
「お金に甘やかされているからダメになる」
このフレーズ世間サマがニートやニートもどきを叩く際の常套手段でございます。
客観的に見れば、「お金に甘やかされていようがいまいが、ちゃんと育つヤツは育つ。ダメなヤツはダメ!」なのであります。
親に才能やお金がある場合、その資金を潤沢に利用して成功した場合は「やっぱりあの家の子供は普通とは違うのね」と羨望の眼差しでみられます。
そうではない場合は「お金に甘やかされているからダメになる!」と、世間サマの嫉妬むき出しの猛攻撃でございます。
とはいいつつ、三田佳子が無責任に多額の金をお小遣いとして息子に提供し過ぎたことが、悪影響を及ぼしたことは直ちに否定できません。
しかし、両親の才能及び周囲の期待に見合うだけの才能はない・親は世間サマしか眼中にない・なのに働かずして財布の中は万札飽和状態。
これぞ正しく、世間のマイノリティの孤独ですよ。
だって、才能も金もある人を両親にもつ人なんて殆んどいないのですから。
不謹慎な言い方をしますと、「こんな状況でオカシクならない方がどうにかしていますよ」
かくいう私あわほもスケールの違いこそあれ、仕事ができ世間サマしか見ていないひとを母親にもつ身でありますから、何となく三田佳子の次男クンに自ずと感情移入してしまう次第であります。
ついでに言うと、うちの父も世間サマしか眼中にない!
注、私あわほはアンチドラック派です。この点はお間違えないようにお願いしますデス。
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