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発達障害あわほの日記

発達障害である"あわほ"が、日々の思いや過去の出来事から考えたことをつづります。同居人であるオカメインコ♂の"のぶりん"も時々登場します。 当ブログはリンクフリーです。

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川崎中1殺害事件

2015年3月8日(日)


いま、川崎中1殺害事件のことが世間を騒がしていますよね。



上村遼太君(13)が、18~17歳の少年ら3人から暴行をうけ、首を切られ惨殺されてしまった事件。




被害者の上村君は、バスケ部に所属しており、後輩や同級生たちの面倒見がよく、優しい子だったということもあり、世間から同情を集めている様子。




そんななか、上村君の養育環境についても話題になっているようなので、あわほがネットなどで知り得た情報を、まず始めに。




ーー



「上村遼太君の養育環境」について。



父親は、漁師。母親は看護師補助(注.資格不要)。



5人キョウダイの2番目。



遼太君が小学校低学年のころ、父親の母親に対するDVで、両親が離婚。



離婚を機に、母親は実家のある川崎市に子どもたちを連れて戻った。



生活は苦しく、母親は生活保護を受給中。



昨年11月ぐらいから遼太君が主犯格に少年らと付き合いはじめ、学校は不登校になり、家にも帰らなくなったのに、母親は無関心。




遼太君の担任が、家庭不登校の件について再三連絡を入れ、家庭訪問も5回するも、”母親の方は我関せずっていった態度”、だったらしい。



ーー



「遼太君の心境」を事実に基づいて、あわほが勝手に推測。




遼太君が少年グループと知り合うようになったのは、夜間ひとり外でバスケの練習をしていたことがキッカケで、それ以降、遼太君は不登校で、家にもあまり帰らなくなった、とのこと。
 
 




むろん、「ネグレクトな母親のいる家庭に居場所感を感じる子どもなんていない」ので、(今回のような悲惨な事件が起きなくとも)、いつかは家をとび出していた、であろう。



問題は、遼太君が付き合った連中が、超タチの悪い年上の不良少年らであった、こと。





あんな優しくて気立てのよい子がなぜあんな連中らなんかとーーーっ!




と、お決まりのベタな感情がつい出てしまうワケなのでありますが、ここは遼太君と同じく機能不全家族で育った同類のあわほ、




何気に遼太君の気持ちが...、ちょっと分かるような...。



凶悪な主犯格の少年(18)は、子どものころ父親から折檻され続け、裸で家を飛び出したのを、近所の主婦に目撃されている。




遼太君の父親もDV男で、主犯格の少年の父親もDV男。



DVの父親をもつ者同士、「類は友を呼ぶ」= 「引き寄せの法則」。




そして、遼太君が引き寄せられた連中が、年上のお兄サマらだったことからして、




「年上のお兄サマたちが、窮屈で息の詰まりそうにしている自分を、ここではないどこかへと、連れ出してくれそうな気がしたから」、であろう =  「ヤリチン男にばかり捕まってしまう女の心境」に近い。




でも、遼太君は生真面目な性格だったから、不良少年らと交際を断ち切ろうとした。




”周りにいる大人たちに迷惑をかけまいと、自力で交際を断絶しようとしたことが災い”して、今回の悲惨な事件に。




「大人が作り出した機能不全家族で育つと、子どもの方としては、大人なんて、全く信用出来ない生き物だ!」と、端から狂信的に思ってしまうんだよね。




だから、「子どもの方としては、たとえどんなことがあっても、根っから信用していない大人たちに相談しようなどとは、毛ほどにも思わないんです」 = 「強固かつ不動な大人不信」。






(まあ実際、まったく頼りにならなく信用ならない、パニクって事を荒立ててしまい事態を余計に悪化させてしまう、”事なかれ主義”で自分から勇気を出して動こうとはしない、大人たちだらけの世の中でありますが...)。
 
 
 
 


遼太君の場合は、”我慢に我慢を重ねて、アダルトチルドレン化した成人に近い”ものを感じますね。




「いい子にしていなけりゃあ、自分は人から愛されない」 = 「力があり信頼に値する者に相談するなんてことはそもそも選択肢になく、周りに迷惑が一切かからないようにしようとするあまり、手の施しようがないことでも、自力で全部解決しようとする」。
  
  
  
  
 
 

「非常にココロが不器用で、”逃げる”ということを学ばず育った」=「HELPサインをうまく出せないゆえに、自滅してしまう」







「安心していつでも帰ることの出来るhomeがない」=「自分の居場所がキケンでおかしいと思っても、それがキケンであると直ちに感知する力が欠落しており、大惨事に巻き込まれる」






このように、機能不全家族にいてアダルトチルドレン化するのは何も、成人した大人だけの問題ではなく、思春期の時点でもう立派に根づいており、



ましてや、思春期の青少年だと言語能力が大人に比べ不充分なので、さらにぽちっとやっかいなのであります。
 


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信用できないものは、できない

大人…全っ然信用できませんでしたね。絶対に相談しませんでした。
無自覚コミュ障な親じゃあ相談なんてしても事態を更に引っ掻き回される一方だってのを学習して以来、一人で抱え込む癖がついたことが二次障害への大きなトリガーになったなぁと。
「持ちつ持たれつ」で世の中回ってるので、全く助けにならない親に親ヅラされる環境にいた頃は本当に不自由だったなと思います。
異常環境がデフォルトになってたら、そりゃ人を見る目も狂うってもんです。

Re:信用できない親を持つと、サイアクです

>かいこ 様
コメントが2つに分散しているようなので、まとめてお返事します。
今回の事件は、信用できない親を持つ子の悲劇が、そのまま露骨にあらわれてしまった感じですよね。
親が全く信頼できないとなると、ひとりで抱え込むしかなく、私もかいこ様同様、発達障害の2次障害をいたくこじらせ...。
ウチの親も、事態を引っ掻きまわし、超絶悪化させるタイプなので、「相談したら、即アウト」。

周りの大人たちも、頼りなく無責任で、自分の身にふりかかるようなことがあれば、一目散に逃げてしまうような奴、あるいは説教くさい奴ばっかりなので、他人にはなかなか相談できず...。

それで重い腰をあげてようやく相談しようと思ったら、相手がチョー最悪ってのが、これまた今回事件。

  • あわほ
  • 2015/03/18(Wed.)

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