発達障害である"あわほ"が、日々の思いや過去の出来事から考えたことをつづります。同居人であるオカメインコ♂の"のぶりん"も時々登場します。 当ブログはリンクフリーです。
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3週間ほど前、図書館で”お薦めの本”が偶然目に止まった。
イラストには憂鬱を浮かべた女のイラスト。紹介文には絶賛コメントが。帯タイには”上野千鶴子氏・白河桃子氏絶賛”と書いている。
本の著者はAV監督の”二村ヒトシ”、タイトルは”なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか”(文庫ぎんが堂)。
あいにく貸出不可、すでに先客あり、といった感じだったので、後日アマゾンで購入した。
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今回は、本の内容ではなく、「あわほがなぜこのようなタイトルの本にソク魅了されてしまったのか」、という理由について書こうと思う。
それは、タイトル自体が、「ず~っとあわほの中で長年くすぶっていたヤな感情をひと言で言い当てた」から。
このヤな感情は、小学校の頃にはもうあわほの意識を完全に支配しており、自分でもその自覚症状があった。
「うちの親や祖父母が、あわほの友人になって欲しいと思うタイプは、成績優秀で先生からも皆からも好かれており、なおかつ目立つタイプ。(優等生ってヤツ)」。
でも現実はとても酷で、「学校内での数少ないあわほの友人となるのは、貧困+家庭環境にも問題あり、或いはクラスでつまハジキにあっている子ばかり」であった。
うちの親どもは、そんな彼女たちを見て、いつも不満タラタラ。
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いっぽう、うちの小学校でピカイチの優等生女子の趣味は、あわほを散々おちょくり虐めることであった。(先生たちはいつも見て見ぬフリ)。
その優等生女子の子分で、給食の時間になると彼女とグルになってあわほを虐めるチピ女がいた。
チビ女は学校ではあわほを虐め、全く遊んでくれないのに、放課後になるとなぜだかウチによく遊びにやってきた。
ある日の放課後、あわほはチビ女に、「なぜ、学校ではあわほを虐めるの?」って、聞いてみた。
「学校ではアンタを虐めていてごめんね」と、チビ女は健気に答えた。
「チビ女も自分の学校内での立場があるから虐めてくるのだろうね、やっぱり」と、心の中で納得せざるを得ず、その時あわほは押し黙ってしまった。
その後も、虐めは一向におさまらず、優等生女子とチビ女がグルになった虐めは続いた。
こんな虐めが長く続いたのは、「優等生女子やそのとりまき達から、何としてでも好かれたい」という、弱く惨めなあわほの心につけ入られたからに他ならない。
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また、あわほを虐めたりすることはなかったけど、学校ではあわほのことを全く取り合ってくれないくせに、学校外ではあわほと遊びたがる、男装系優等生なる者がいた。
「学校内では嫌われている奴とかかわりたくない、でもプライベートでは思うところがあるから、仲良くしよう」というのが、男装系優等生の心境だったのであろう。
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あと、高校の寮生活では、寮内や帰省した折にだけジリジリ近寄って来る、後輩が約1名、
モノを何から何にまでたかりまくり、お金(叔母からもらった1万円)まで騙し取ろうとしてきた、(他の後輩たちがちゃんと忠告してくれなかったらマジやばかった)、部屋の先輩約1名、
おちょくったり虐めたりしながら依存してくる、陰湿系約1名、
ヘンに友達ヅラしてきたりする反面、陰であわほの悪口をボロクソ言っている、史上最悪系約1名、
卒業後、あわほのことをグチのゴミ捨て場扱いし、おまけに無理難題をごり押し、さいごはポイ捨てしてきた、ご都合系約2名。
寮生活で得た、主なスーパー加害者合計6名。
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当時からそんな関係自体がよくないことはよく分かっているのに、慢性的に彼女たちの愛や施しを求めてしまう、自分自身が嫌で嫌でたまらなかった。
「なぜ愛してくれない人たちに依存し、嫌いになれないんだろう」、痛烈に歯痒かった。
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ホントに良く出来た人たちって(とても稀有な存在ではあるけど)、「嫌われているのがあきらかな奴でも、自分自身がいいと思ったら、相手の弱点につけ入ったりすることなく、ちゃんと友人なり恋人なりになってくれる」んだよね。
それを分かってはいるんだけど、善意をもって近づいてくれる人たちには、いつも間が悪く強烈な疑心暗鬼になってしまったり、はね返したり、ヘンな依存の仕方ばかりして、台無しにばかりしていた。
「こういう台無しの仕方ばかりしてきたのは、家庭環境がそのまま社会性となって現れた結果」に他ならない。
(あわほの場合、数々のアルバイトや就労の失敗の一番大きな原因も、これに尽きると思われる)。
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「発達障害者の二次障害者はだいたいにおいて、間違った人間関係ばかり学習してしまっている」と言ったのは、福岡でお世話になった精神科医・杓子定規先生。(ズバリ・名言)。
親や祖父母らが人間心理にうとく、不適応児でも学校に強制的に行かせたりすると、本のタイトルにあるような、いびつな心理を持った人間に育ち、人間関係がぽち~っと!ドミノ式に総崩れしてしまうんだよね。
あわほ様、深夜に失礼します。
拝読して、思うところがあったのでコメントしました。
私も愛されない(見下されてるとも言う)相手に媚びを売る自分に自己嫌悪です。
仕事でも、円滑に人間関係を進めたいが為に、皆がやりたがらない事を進んでやったり。
その結果、スケジュール的にカツカツになり、精神と肉体が疲弊→仕事辞めよ!の無限ループであります。
ああ、今度こそは、振り回されないようにしたかったのに…
>ぴぐれっと 様
発達障害特有の不器用さあると、罪悪感と劣等感があるがゆえに、皆に認められたくて過剰に頑張り過ぎてしまい、損をすることが多くて、ほんと嫌になりますよね。あわほもそのせいで過去に人間関係や仕事で痛い目に凄くあってきました。今でも心の奥にはその傷跡がベタッとこびりついているような感じです。
はじめまして、かいこと申します。
私も絶対に愛してくれない人を愛していました。歪な自己愛を抱えた人間のメシの種にされているだけなのに、友情と勘違いして痛い目に遭うことは本当に多かったです。今ならもっと早いうちにそういう輩からは離れられますが、全部自分が悪いと思い込んでいた昔は本当に至難の技でした。無理やり合わせている時って苦しさが言語化できず、身体症状が出てきませんでしたか?
大人になるまでに沢山の傷を抱え込んで身動きできなくなってから発達障害者向けSSTだなんて、私はバカらしくてやってられない!と思ってしまいます。なすすべなくヒネてこじれる前に対策が必要ですよね。
またお邪魔させていただきます。
>かいこ 様
こちらこそ、はじめまして。
機能不全家庭で育つと、他者の歪な感情をうまく認識できず、それに振り回されて、イタイ目ばかりあってしまいますね。
なんせ普通の感情ってモノを知らずに育つので、歪でねじ曲がった感情をぶつけてくる奴らの方が普通だと思ってしまっている。
そうであるがゆえに、嫌な奴らにとりつかれてしまうことが多かったような...。
(数カ月間という短い期間でなく、ヤな奴らに5年以上痛めつけられることも)。
神経症状の方は、水面下でどんどん進んでいますね。
あわほは、顎関節症が進行していました。
今から考えるとその症状が出たのは、小学生時。発見されたのは、20代後半になってから。(口が開きにくくなるアゴにある軟骨の損傷。ストレスが原因でなることが大半。昨日ぐうせんにも、歯医者にいったら、外科手術なんてのを進められたりしまいた)。
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