2014年10月10日(金)
発達障害の二次障害は、長期にわたり、人生を地獄化させる。
「小学校中学年の壁にぶちあたり、その壁を乗り越えられないと、その後の人生がダメになってしまう」と、よく言われている。
前々回・前回と、小学5~6年時のイジメについて書いた。
今回は、そのシリーズの最終回。
その(3)、「本来は生徒を守るべきはずの男教師(小学4,5,6)の担任から、暴力を過剰に食らった」
ー
件の男教師というのは、20代後半・共産主義者・”友達のいない者排除教”の信者。
男教師の日課は、「目で生徒を視姦しつつ、気に入らないことがあれば、ソッコー強烈ゲンコツを食らわせ、ムダな恐怖感を植え付けること」。
男教師の朝からの腹の虫加減ひとつで、日々のゲンコツ&説教加減が決まる。生徒としては、たまったもんじゃない。
まず、チェック項目その壱、「宿題やっているか、否か」。
まあ、あわほはゲンコツ攻撃を食らうのが怖いから、宿題はちゃんとこなすようにはしていた。
ー
のだが...、ある日の夜、算数の宿題をしながら途中で、つい居眠りをしてしまった。
おそらく、無意識のうちに教科書を閉じてしまったのであろう。
翌朝になっても、宿題を終えてないことに、全く気づかず...。
登校すると、男教師の機嫌は見るからに、超サイアク。(新婚ホヤホヤの奥さんと大喧嘩したせいだと思われる)。
声をいつもの10倍以上荒げ、「宿題やってない者、出てこい~!」と、超イライラ怒鳴り散らした。
宿題忘れで、男教師の前に立った5人の生徒は、
アタマが真っぷたつに割れてしまいそうな凄まじい音で、ぶん殴られていた。
教室内の空気が、一瞬のうちにして恐怖で凍った、のはいうまでもない。
ー
5人の生徒が激しく殴られている最中、あわほははたっと、「宿題の途中で居眠りをしてしまって、中途半端である」ことに気づいた。
アタマの中が急にパニック。
いまさら、「私も、宿題やっていなかったことをいま思い出しました。言うのが遅くなって、どうもすみませんでした」などと、言う勇気もないし、
言ったら言ったらで、”申告遅れ”でよけい怒られるのも、目に見えていた。
思考停止......。
結局何も言えないまま、数時間後、算数の時間をむかえることに。
ー
男教師は、腹の虫どころが悪いと、生徒ひとりひとりの机の上に自分のアゴをのせ、生徒の鉛筆の運び具合を、普段よりいっそう、執拗にネチネチずっと監視し続ける。
思い返せば、オカルトの領域。
宿題忘れで、途中からノートが空白の、あわほ、
はじめこそ間違いを直すフリをしながら、手つかずの問題をコソコソ解いてたのだが、なんせビクビク挙動不審。
違和感を感じたらしい男教師が、長々とこっちを視姦する目つきに限界を感じ、
「すみません、宿題やってませんでした...」。
ボソッとそう言うなり、男教師の怒り大爆発!!
朝の宿題忘れ5人より、さらに強烈なゲンコツで、あわほに殴りかかり、
「卑怯者!」「今さら言うな、クソ!」「後になってそう言う奴は、サイテーだ!」などと、教室中に響きわたる罵声を次々浴びせ、ヒステリックにその後の説教も続けた。
アタマの中真っ白蒼白、完全言葉を失った。
ー
男教師に宿題をし忘れた弁明も出来なかったし、クラスメイトたちに事情を説明することも、親にいうことも、一切できなかった。
(親に言うと、ヘンに怒り狂って、学校でさらに激しくやっかい者扱いされるのが分かるから、言えなかった)。
ー
それ以来、「恥ずかしくて惨め」「説明する能力が一切ないし、説明したところで、誰ひとりとして分かってはくれない」「何かあったら、それは自分が100%悪い!」という、3つの負の感情が、心の中心を強く支配するようになった。
それらの感情の奴隷になったあわほは、「言葉を使って人に何かを伝えることの無力感」を痛烈に感じるようになり、「口頭で自分のことを説明する努力を一切放棄するような子」になった。(ただでさえ、口ベタで人とうまく意思疎通できやしないのに...)。
結果、「人につけ入れやすい」、「イジメの恰好のターゲット」、「ウツを自動的に悪化させる」という性格が完璧にできあがった。
成長の最重要過程で、威圧的なチョー暴力教師に運悪くあたってしまうと、自閉度が
ぽち~っと上がり、取り返しのつかないことになってしまいますね。
ー
30歳以降のあわほの課題が、「ひとつひとつゆっくりと自分の事情や気持ちを相手に説明していくこと」。
とはいえ、「小さい頃からの言葉の積み重ねが全くないため、適切な言葉をピンポイントで見出す力&スピードが著しく欠落。日々はがゆい思いをするばかりである」。
にほんブログ村にほんブログ村[1回]
PR