2014年4月12日(土)
「毒親」
う~ん...、実に良く出来た言葉ですよね。
食べ物を与えない、育児放棄、虐待暴行を行うかっての「冷蔵庫マザー」とは異なり、おせっかい、過干渉、教育狂であるがゆえに、結果的に子どもたちの毒にしかならない「毒親」。
そう、うちの母方の祖母は、まさにその「毒親」のはしりだったわけです。
凄まじい環境論者で、口を開けば、学校の勉強、ベンキョー、成績、セーセキ、学歴、学歴。
まあ...それでも、子どものデキ自体が良くて、勉強よりもっと大切で基本的なことを、子どもにある程度身につけさせていれば、そんなに深刻な問題を引き起こさなくて済むと思われますが、そうでないから、全く始末に負えない。
ーー
うちの祖母というのは、
身だしなみは、いつもどこかだらしない。
料理は下手。見てくれは何時も無惨ほどグチャグチャ。(魚のアラ料理ばかりなので、さらに酷い)。
整理整頓、掃除洗濯、全然なってない。すればするほど不潔になり、散らかり度合いも倍増。床一面がカビでいっぱい。
年老いて体力がなくなるまで、祖父の悪口を、子どもの前で何時もケチョンケチョンに、キイキイ×キイキイ。
子どもに行儀作法&社会マナーを教える姿勢、皆無。
「お金がない。お金がない!」って、もう何かに取り憑かれでもしたように、子どもの前で言うのが、日々日常の口癖。(あわほが何かをべつに祖母にねだったりしなくても、同じ言葉を吐いていたんだよね)。
しみったれた貧乏症、経済問題が解消されても、一向に改善されず。
新興宗教にどっぶりと浸かり、現実離れした理想論と環境論を、孫のあわほにもくどくど説く。
人の感情や状況を察して話す能力に、大いなる欠陥あり。
融通ってものが、からっきし効かない。
物事の表面しか捉えられない。(なので、自分のチョー嫌味な上の姉に自慢されたことを全て、真に受ける)。
「正直がいいっ!」ってのをモットーとしており、世間智に欠けている自覚無しの、救いようもないバカ。(そのくせ、自分の肝心な気持ちはごまかし、嘘をつきまくるんだから、さらにタチが悪い)。
いつもぼ~っとしたウツ状態で、ふとんの上に寝転がり、ひとり新興宗教の機関紙を長時間読むのが、日々の日課。(幼少のあわほをただ無為に寝かしつけ、別室に放置)。
ーー
そんな祖母から生れた強烈劣化コピーが、うちの母親なのではありますが。
まあ、うちの母に限らず、自分で育った感がある、遅く生れた双子の兄弟以外は、問題大アリの発達障害者ないし、人格障害者。
ーー
あわほの親世代(母を含め上のキョウダイは戦前生れ)の関西の下町っ子は、中卒が大半。
なのに、うちの祖母ったら、(自分や夫のアタマはよろしくなく、あまりお金もないくせに)、女子は全員高卒、男子は全員大卒にすることに、躍起になっていた。
そんな中で、うちの母はドブスかつ勉強もさっぱり出来ないので始終、歎きや頭痛の種。(そんなこんなでうちの母は、成人して異常人格者となる)。
仕事や結婚生活に大いなる絶望と失望を感じ、子どもの勉強の出来具合のみ、ただひたすら気を揉むって感じの、狂人じみた異常っぷり。
「すべては、子どものキョーイクのため」(これ、祖母の口癖)。
そのために、節約に節約を重ね、へとへとになるまで、滅私奉公。
でも、結果として、ガイキチなDQN3人(母を含め上の姉・兄)を、世に送り出しただけ...。
3人とも、他人の気持ちが恐ろしいほど分からないタイプで、結婚生活は壊滅状態。(なのに、離婚すらしない)。
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そうはいうものの、「なぜ、祖母は自分を異常なほど殺して、子どものキョーイクにあそこまで執念を燃やしていたんだろう」ってあわほは、ずっと不思議だったんだ。
だって、自分は自分。子どもは子ども、じゃん。
自分の力及ばず果たせなかったことは、(全部は無理にせよ、ある程度)自分で引き受け責任を取っていくしか仕方がない、よね。
そもそも祖母は、うちの母ほどには我が強くなかったから、謎が深まるばかり。(もう、とうの昔に故人なので、本人から直接聞くこともできないし...)。
ーー
そんな謎を解く、「大正デモクラシーと、それに関連した毒親誕生話」は、
ぽちっと次回へ続く...。
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