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発達障害あわほの日記

発達障害である"あわほ"が、日々の思いや過去の出来事から考えたことをつづります。同居人であるオカメインコ♂の"のぶりん"も時々登場します。 当ブログはリンクフリーです。

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「説明されないと分からない」じゃ、ダメ!(アスペルガー症候群受動型編)

2014年2月9日(日)




アスペッ子やアスペの配偶者をお持ちの方によくあるご意見:




「アスペは何事につけても説明しないとからっきし理解出来ないアタマなので、細かなことでもイチイチこっちが説明しないといけない。面倒くさ~い。骨が折れるう......。こんなことばかりしているから、こっちがウツになってしまったんだよ。いったい、どうしてくれるんだ、オイ!」(怒)





アスペ当事者:



「説明されないと、自分のアタマではこれっぽっちも物事を理解できない。ねえ、誰かちゃんと説明してくれよ~。でないと、ワタシたちホント困るう~」(なぜだか、アスペ受動型を謳っている当事者によくみられる現象)









う......ん、どっちの気持ちもイタイほど分かってしまう、非常に物分かりのいいあわほ。(オ~ホッホッホッホホ)




「調子に乗るんじゃねえぞ~! このクソBBAめ!!」





かような皆さまからのごもっともな大ブ~イングは、とりあえずわきにおきまして...。(クサイものにはフタ~! オホッ)。






当ブログでは、積極奇異モードで終始暴言ばかり吐いているので、とてもじゃないけど受動型には見えないでしょう。(苦笑)。



が、あわほの本来の気質自体は(自己判断する限りにおいて)、受動要素が7割・積極奇異要素が3割程度だと思う。




他の受動型アスペ当事者同様、「説明されないと、定型が感覚的に普通に分かる物事を全く理解出来ないし、無意識のうちに自分の心が誰かに対して常に説明を求めている」のは、確か。




おまけに、親や祖父母があわほに対して何一つとして肝心なことを説明せずにきたので、もうワケが分からないことだらけ。(親や祖父母自身にも基本的な常識や説明能力の欠落が大いにみられたので、どうにもならなかった環境であったともいえる)。




だからと言って、アスペ当事者が周囲に説明されるのをついつい求めがちになるのは、(過去における自分の幾多の失敗経験からして)完全なNG。






えっ、なぜかって。




決まっているじゃないの~!




そんな何事につけ相手に説明して欲しそうな素振りばっか見せていると、他者から完全にナメた態度ばっかされるからよ。(キリッ!)。





言うなれば、受動型アスペの前では、たとえどんなにしょぼい定型であっても、みなヤ○ザの大親分かぜを吹かされるってやつ。



こんな調子で、しょぼい定型の意見をありがたがって請い聞いているようじゃあ、元々不具合なアタマが余計に悪くなるだけ




つまり、アスペは、完全に相手の都合がいいように洗脳され、利用されてしまうってこと


ーー




それを回避するには、自分や他人にありがちな失敗談をまず情報・知識としてインプット&分析。起こりえる可能性の高い状況を10個ぐらい想定して、対処方法を考える。(これだけで、ひとからものを請う機会がぐ~んと減る。10個ぐらいパターンが出来ていれば日常のことなら大体応用が利く)。




どうしても人にものを聞かなければならないような時は、簡潔で分かりやすく相手に伝える。




かつ、相手がいくら定型といえども人により理解力に差があり、思考回路も人によりいくつかのパターンに分かれ、時・場合・状況もそれぞれ異なるパターンが存在するので、それに合わせた対応の仕方をすること。



また、自分が相手に悪意がないことを示すために、物腰もやや柔らかな態度で相手に尋ね、敬意を示すことも大切。(無論、馴れ馴れしい態度は大NG!)。



会話の最中、人を質問攻めにしてはいけない。



どうでもいい細部(重要なことは別だけど...)に自分のアタマの信号が引っかかっても、自分でそれを無視しやり過ごせるように意識を持っていくように努力する。




相手にうまく喋らせ、相手が気持ち良く自分の欲しい情報を与えてくれそうなムード及び方向性を作る。


最後に、相手の長引きそうなウザイむだ話からうまく逃げる方法を身につける。



(注・あわほは友人のウザイむだ話に長年苦しめられた壮絶イタイ過去がある。友だちゼロの今日でさえ、未だこの手のムダ話からうまく逃れる手段を確立していない、研究中。だだ明らかに害が大きかった友人からとの連絡を自然消滅させただけ......)





もっとも、社会で仕事する際に問題となるワーキングメモリー不足・学校で副教科の課題をこなすのに必要なスペック不足は、脳に重度の損傷がある場合、はっきり言って、克服不能。(哀)。



しかしながら、リアル社会で対人関係や物事を必要最低限うまくやり過ごす能力は、障害特性や、自分の性格や欠点及び心の動き、人間の生々しい感情などをある程度理解し対策を立てることで、8割方対処可能。


事実、あわほは30歳ごろに自分が発達障害だと分かり、曲がりなりにも(誰も何も教えてくれないので)自分なりにあれこれと思い悩み工夫していくうちに、人間関係や精神・日常生活面でかなりの改善がみられた。(アタマが自動的にウツになるのは依然として問題大なのであるが)。



ーー


結論.



アスペの対人関係・コニュ力・日常生活&精神面の問題は、親や周りにいる人間がいちいち口うるさくアスペにゴチャゴチャ言わなくても、意外と本人の力で後天的に何とかなるものである。


逆に、周りの人間があまりにも説明HELPするとアスペは変に依存してしまうか、強烈な反抗心を覚えてしまうかなので、ろくな結果にはならない。






最後に、残念ながら、「親に説明ばっかされて育ったコ」によく見られるのは、「リアルな対人関係において、自分の理屈や道徳で強引に相手をねじこめようとする傾向」。



こうなると、他者が猛烈な不快感をそのコに対して抱いてしまうことになる。(=他者は超ウンザリ&ヘトヘト。アスペも無自覚なADHDモラハラ暴君と化す)。



さらに悪いことに、説明漬けの養育環境の弊害のため、思考が一元的に硬直してしまっているので、何をするにしても応用が利かない。(ハイスペックな(半)療育世代でも社会適応出来ないコは、このあたりに大きな原因であると、あわほは踏んでいる)。





詰まるところ、説明ばかりご丁寧にほどこされるのは、アスペにとってもその周辺にいる人たちにとっても、これぽっちも良いことがないのである。

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プロフィール

HN:
あわほ
性別:
女性
職業:
ニート主婦
趣味:
オカメインコの世話 睡眠
自己紹介:
新しく短文のパーソナルブログ「あわほのグチ&くだらない日常 withのぶりん」をはじめました。上記のリンクからご覧ください。

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