2012年5月6日(日)
大学卒業後(前編)
私あわほは、当時自分の頭の悪さをきちんと直視しようとはせず、傲慢にも大学院入試と司法試験の勉強とをかけ持ちしていました。(今こうやって書いているだけで、湯気が出るほどハズイ~!)
その結果、大学院入試の引っかけ問題の大穴にどっぷりと落ち、10点差で不合格。
周りを見渡せば、新社会人及び大学院生ばかり。
もっとも、ゼミ生の中には卒業後もフリーで司法試験を続けるとのたまふ人や、卒業を契機に新たに司法試験の勉強を始めるという強者も約1名いました。
かたや、元から精神が超不安定で司法試験の勉強にも全く歯が立たないあわほは、自らの無能力さと周りからとり残された感をヒシヒシと味わうのみ。
そうなると、精神の尋常ならざる乱れから、彼氏ともぶつかり破局状態に陥り、孤独感ゆえに暴飲暴食度はさらにエスカレート!
この頃から近くの銭湯に深夜遅く出没しては入浴後、チュウハイ(あるいはビール)とカラアゲのセットを必ず注文するという奇行に出るようになる。
おまけに、陰湿な友人「M」は超長電話攻撃で、ここぞとばかりに自身の自慢話を披露しまくるのでございます。(あわほ完全に撃沈!)
とはいいつつ、この当時あわほはまだ何とか自分を社会に繋ぎ止めようとあくせくしておりました。
但し、大学を卒業してしまうと、よほど有能でない限り、企業は第2新卒を雇ってはくれません。
そして、社会適応能力がナッシングなクセに会社に縛られるのはイヤなどと、勘違いも甚だしいあわほが安直に思いついたのが英語の予備校講師になるという夢でした。(勘違いここに極まれり!)
英語の勉強を開始するも、周囲からとり残された感に耐えることができず、かつ、スピードリスニングにも全くついていけず、無能感及び精神不安定さは強まるばかり。
そんな中、あわほよりちょっと前に本格的に英語の勉強を始めた知人はグングンと英語力を伸ばし、すでに「アリー・マイ・ラブ」の英語の台詞をほぼ丸暗記状態で楽しんでいるご様子。(チラリ~ラリラリリ~ラ~)
あわほは、これにも非常にショックを受け、基本的な単語の暗記・長文読解・英作文・授業の組み立て方の練習にも全く身が入らないという超ダメダメ状態に・・・・・。(あわほすでに瀕死)
これではさすがに超ヤバイと思い、昔ちょっとお世話になった塾に電話をかけると、「新たに塾を開いたので、そこで留守番兼チーフをやってほしい」との事。(注、バイトかつ超小規模な塾なので収入は雀の涙ほど)
この塾では小学校高学年と中学生を中心にみていましたが、彼らの選択科目は数学(算数)と英語。(しかも、約1名を除いて超おバカばかり)
不思議なことに、全く勉強が出来ない彼らに限って、英語よりは数学の方が幾分伸びがマシなのでございます。(注、あくまであわほ個人の感想です)
自分を全くの無能講師であると思われたくない私あわほは、もう必死になって英語そっちのけで、算数及び数学に取り組みました。
授業の予習をすると、もう計算間違いをするわ、数学の応用問題は全く解けないわの最悪状態!(注、私立文系はどこであっても英・国・社のみの受験という数学回避手段が用意されている)
その穴を埋めるべく、数学のできる人に何度も解き方を聞きまくり、周りにド恥をさらしまくる私あわほ。
この頃から数学ストレスによる重度の下痢症状が出始める。
それが功を奏してか、授業ではミスをかなり連発するも、必要最低限の形をなんとか保て、かつ、生徒たちは数学ドオンチなあわほより数学ができるという優越感を持てたせいか、ミスにも優しく接してくれました。(この点はすごく感謝している)
しかしながら、中学生集団は全員体育会系の部活に属しており、夜終わるのが9時過ぎ。
また、彼らは「勉強はできることならしたくない!」という意識を強固に持っているため、なかなかこっちが思うように塾へは来ず、ドタキャンは日常茶飯事でございました。(かんこ鳥が鳴く塾でひとりぼっちな私あわほ)
「数学はできない!」「生徒たちは来ない!」「自分の英語の勉強は全くはかどらない!」というトリプルパンチをくらい、重度のストレスから拒食症になり、下痢症状もさらに進行。
その結果、身長164cm、体重41kg。(前年比、身長変動なし、体重マイナス11・5kg)
従来の隠れ肥満アンパンマン状態とは逆で、今度は骨だけのガイコツ状態!
61cmでギュウギュウ詰めだったパンツは、スカスカで穿くとズトンと下まで落ちていくため使い物にならず、なんとかかんとかスカートの方をベルトで留めるようにして身につける始末。(異様なオカルト的キモサを放つ私あわほ)
結局、その塾は1年ぐらいで辞め、人生初のピュアニートに私あわほはなってしまいました。
続編へ続く・・・・・。
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