2013年12月29日(日)
よく世間一般では、「オンナ(特にオバサン)はケチだとか、ASはドケチ」だとか言われております。でも、ドケチ道まっしぐらのあわほに言わせれば、これ、真っ赤な大ウソ!!あわほがこの世でもっともドケチだと思うのは、30代半ばからご老人にかけての、オジサンたち。しかもなぜだか、身なりが良くて、おぼっちゃまオーラを放っているタイブの人たち(
紳士)に多い。
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一昨日、クリスマスディナー(1袋98円のミートソーススパゲティ)の鬱憤を晴らすべく、久しぶりにクリスマスの残り物をハイエナの如く漁る目的で、天神にあるデパ地下 I田屋に行った。
お目当ては、賞味期限ギリギリにつき半額で売り叩かれているであろうお肉。
ホントは、D丸の方が萌えなのだか、のぶりん(♂)お気にのホウレン草とサラダ菜も同時購入すべく、I田屋に突進。
あろうことか、世間サマはもうクリスマスから正月モードへと早々とアタマを切り替えたらしく、I田屋の地下はまさかの大混雑。(驚)。
人ごみに揉まれつつホウレン草獲得後(サラダ菜は在庫なし。アチャ~!)、やっとの思いで精肉コーナーのショーケースの前にたどり着いた。
ここも、予想外の黒山の人だかり。
ショーケースに皆が必死になって貼り付いているような、ギュウギュウの寿司詰め状態。(ギョエ~ッ!)。
で、あわほが目を付けたのは、唯一5割引きの札が立っている、100g945円(半額だと約472円)の宮崎牛・ウデ・薄切り・すき焼き用(強引にしゃぶしゃぶ用として使用するのは、ザ・あわほBBAのなせる業!)。
早く注文しなきゃ全部無くなりそうな程の分量なのに、来ない、こない、コナ~イ、多忙時につき10人ぐらいる店員サンが誰ひとりとして...。
軽く手をあげたり、視線を店員サンに向けたりするも、全く効果ナシ!
おまけに、ガタイのでかいオバチャン客の方が微妙に優先されているって感じ。(怒)。
ー
ふと横に目をやると、いい身なりをしたシルバーエイジの紳士も、ユニクロ着用&すっぴんのあわほと同じく奮闘しているご様子。
「いつも全然込んでないのに、今日はヒドイ状態やわ~!店員が全く注文に来ん!」と、あわほに不満気に愚痴る仕事帰りの紳士。
あわほ:「客を一列に並ばせるように配慮したらいいのに~」
紳士:「ホント、ホント、その通り~!」
この一件にて、意気投合した紳士とあわほ。
時間つぶしに、肉について熱~く語り合う。
因みに、紳士の一番のお気に入りは福岡ローカルの糸島牛らしい。
強烈な野性味溢れる肉らしい肉なので、体力のないあわほにはキツ過ぎる肉である。これを御歳70才で食べる紳士に、脱帽。
「何を買うのですか」と尋ねてみたところ、紳士は「次の日に孫が来るので、100g1575円の松坂牛のカルビ」を買うとのこと。
(糸島牛の定価の相場は、だいたい松坂牛の半値以下。孫の手前、大いに見栄を張って見せるのであろうぞよ)
その横には、でかでかsaleと表示された、「100g1365円の同松坂牛のカルビ」が!
この100gあたり210円の違い、庶民ニートあわほには全く理解できぬ~。(なんせ、同じ肉の同じ部位なんだから...)。
「エ~ッ! 隣の肉と、どう違うのですか~?」。
自分の理解が及ばぬことは、直球で相手に聞くDQN丸出しのあわほ。
「高い方が、赤みの多い気がする~。”女房が、カラダに悪いから赤身を多く食べなさい!”っていうものだからね」
「あっ、ホントだ~。高い方が赤身が多い。安い方は”霜降り”気味ですよね。お見事!(注・普通なら霜降りが高いのだが、なぜだか逆。謎の現象...)。
妙に納得して、敬意の眼差しを紳士に向けるあわほ。
やはりセレブの目はニートとは違うらしいと、あわほ大いに関心!
ーー
で、あったはずなのに......。
あろうことか、紳士クン、あわほのこの何気ない言葉に反応。
本来の嗜好は、”霜降り”好きだったらしく、お目目を値段の安い方に向けて、キョロキョロ(◎ ◎)
そうこうしているうちに、あわほの番がやって来た。
堂々と、店員サンに向け、半額のお肉を注文するあわほ。
店員サン(♂):「あの...う、賞味期限当日限りなんですけど、それでもいいですか...」
はじめから分かりきっていることを、ご丁寧に尋ねて来る店員サン(ザ・百貨店サービスのお手本。 けど、あわほ超ハズイ!)
紳士クン:「エ~ッ! 今日食べるの~」
(◎ ◎)。あわほ:「うん、この店は賞味期限ギリギリなので、買ったらその日のうちに食べる。ワタシには、それしか選択抜がありませんので」(キリッ!)
紳士クン、大胆不敵のあわほの行動にギョエ~ッと驚きつつも、
即座に、松坂牛のサーロインステーキに目を向ける。
そのサーロインの前には、
100g3780円の札と、お買い得価格の札が、2枚同時に立っていた。
あわほの脳内回路:「100g3780円 = お買い得価格」
あわほ:(”超バカ高いのに~!”ってなニュアンスを含みつつ)「エ~ッ! お買い求めになるんですか~!!」
(◎ ◎)
ーー
ついに、紳士クンの番がやって来た。
紳士クン、
自分のさっき言ったことをソク翻すかの如く、安い霜降り肉の方を300g・高い方をやや少なめに200g注文(奥サマのご忠告は何処へいったんだ~、オイ!)
それから、モゾモゾと1枚のサーロインステーキを巡って、何やら店員サン(♂)とヒソヒソ話。
紳士クン、「さっきのサーロイン、100gあたり、1000円ほど下がったでぇ~!」と、あわほに喜び勇んで報告。(どや~!)。
紳士クンの脳内思考回路:「お買い得価格 = もっと下がる」(正解)。
これには、超ドケチBBAあわほ、惨敗を喫す。(”奥サマの忠告をも海の藻屑と化する破壊力”。これまた、脱帽!)。
置き土産として、あわほは、お肉を買う場合はデパ地下D丸の半額の価格の方が断然安く、賞味期限も3日間の猶予があるっていうこと。12月の最終日の閉店30分前にD丸に行くと、肉が全品半額~3割引きになるという
お買い得情報を紳士クンに耳打ちした。(
これには、紳士クンのお耳MAXダンボ、もうヒクヒク動いておりましたぞよ~)。
支払い時に、本質は見栄張りであろう紳士クン。
クレジットカードが10枚ほど入ったデカイカード入れをぱっと見開き、1枚のカードに指さしつつ、ものすご~くウキウキとした表情で、こっちに入らぬ説明をしてくる。
紳士クン:「見て~、僕、カードこんだけ持っているねん。今回はこの水色のカードを使ったけど、いつもはこれよく使っているねん~」(ウキウキ×ウキッ~!×120%)
あわほ:「わっ、凄いですね。VISAのゴールドカードじゃないですか」(適当に感心したフリ~)
紳士クン:「ウ~キキキキッ、ウキッ、ウ~キキキキッ、ウッキ~ッ!!」(お猿のご自慢度、120万%の心の声がこだましているぞ~!)
こういうことって、同じお仲間には全く自慢にならないし、知人に言うのも嫌味ったらしく聞こえて、普段は自慢したくても出来ないで、超ウズウズ×ウズウズしてたのであろう(苦笑)。
ーー
読者の皆さま、この紳士クンの如く世の男どもは、どんなに着飾っていようと、ゴールドカードを所持していようと、オンナや部下の前で気前よ~くお金を出すフリをしていようと、孫の前でMAX見栄を張っていようとも、みな根の部分では
ぽちっ~と、超ドケチなのでございます(キリッ!)
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追記
あわほドケチ研究所・超感覚的数値結果報告書。
福岡天神のデパ地下3店舗総計、閉店前の最終値引き食品(D丸の魚は定価の4分の1以下になったりする)漁りのハイエナ率、現在(2013年)、セレブな恰好をした男子約3割!
3年前(2010年)のファッションで有名な梅田H急のデパ地下では、セレブな恰好の男子ハイエナ率、なんと、約7割!!(女子を上回る怒涛の数値。魚は天神D丸と同じ現象が起きる。さすがドケチ大国大阪!)。
おまけに、紳士クンたちは女子たちよりも、より厳密に価格&質も品定めしている、超ドケチっぷり!!
もう、パックにお目目が貼り付いてしまう程の至近距離まで、じ~っと目を近づけ凝視。独りニヤニヤしている。
身なりこそ違えど、行為自体はあわほと全く同じ、メガトン級のDQNなのです!!
それに比して、女子たち(オバサマも含む)は、超気前よ~く優雅に、定価でスイ~ツ&1個250円以上する菓子パンを10個ぐらい、さも平気そうなお顔で買っていらっしゃる。
デハ地下が超気前よ~く値引き出来るのも、そんな女子たちの貢献があればこそなのでしょう。(笑)。
あわほはゼ~ッタイ買わぬ~。2枚126円のお気に入りの食パンを除いては。
世のハイエナ紳士クンたちも、ホワイトデー以外は、この周辺に殆んど近寄らない......。
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