2013年10月25日(金)
3年ほど前、図書館で「孤独とチカラ」(斎藤孝 著・新潮文庫・2010年)という本のタイトルに目が惹かれ、瞬時に借りた。
「独りでなかった者(学校などでツマハジキ被害に遭わなかった者)は、集団からすっと離れてひとりになることができ、人として成長するチカラがある<ex.堂本剛>。必要に応じて、いつでも他者とつながれるという感覚が育まれているからだ。かたや、慢性的に孤立していた者は、ひとりでいる状況に耐えるチカラがない!」
ってな、内容の文が書かれていて、思いっきり
ガ~ン!と、凹んでしまったあわほ。
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そんな数年来凹みっぱなしのあわほ(おのれ~、斎藤孝のせいじゃあ~!)の元に、ネットの神到来!
「”一発屋”ヒロシが語る、ブーム終息後の芸人の苦しみと現実、8年ぶり単独ライブのワケ(2013.10.20)」
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ヒロシに関する情報の要約(上記のインタビュー記事 +過去のテレビ +ヒロシ公式ブログ プロフィール)
1972年2月14日・熊本県生まれ・独身。
ヒロシは小中時代から周囲のイジメを受けて育つ。モテない君。
大学時代も気づくと、周りに誰も話す相手がいない(2005年・はなまるカフエ 出演時の言葉)
悶々としていたちょうどその頃、ぼったくりデークラサービス・ダイヤルQ2で月7万円浪費する。
31~32歳まで、バイト生活・売れない芸人生活・売れないホスト生活の3重苦で、精神をすり減らす。
その後、”ヒロシです”の自虐ネタで、2000年代前半、一躍スターに。
しかし、2005年をピークに人気が急落。仕事がばったり来なくなる。
バイトで働こうにも、顔が売れているため働けない。
今さら20代の学生と一緒にバイトをするのも、精神的に耐えられない。
家に籠ってひたすら悶々たる思いで日々を過ごす(趣味でバンドをつくりベースを担当する以外はニートな日々)
そんな中、”あの人は今”的なテレビに出演。
「最高月収と最低月収を聞かれただけで、面白いことを言っても、全てカット!」
「アイツはやはり面白く無くなったから、売れなくなったんだなあ」とフィーチャーされるという憂き目にあう。
それと並行して、「売れている時は嫌でもたくさんの人が喋りかけてくるのに、売れなくなると誰も自分に喋りかけてこなくなった」という人間の非情さを身に沁みて思い知らされる。
2011年ごろから、仕事がぽちぽち回復の兆しをみせる。ーー
ヒロシさまはいち有名芸能人でありながら、”ザ・嫌われ者”人生を地で行くようなお方でいらっしゃいます(驚嘆!)
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そんな仕事ジリ貧ヒロシさまに比べダンディ坂野(ゲッツ)は、人気急落後も、地方テレビや地方公演のオファーがあり、収入面だけでなく、仕事もさほど困らなかったとのこと。
おまけに、”ゲッツ”ブレイク以降ずっと、月・20万円以上する賃貸に家族と一緒に住んでいるらしい。
気になり、ダンディ坂野(ゲッツ)のことをもうちょっとネットで調べてみると、どうやら彼の方は売れない芸人時代から、スタッフなどの周りに対する好感度は大!
マクドナルドでバイトマネージャーをやっていたという話も有名ですよね。
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う~ん、売れなくなると、”嫌われ者”ヒロシさまの方は仕事が激減するというのに~~~!(テレビで他の芸人がお笑いをやっているのを辛くて見れないので、NHK動物番組でヌーの大群を見て喜んでいる有様・・・)
なんだかんだいっても、ゲッツのような人から好かれる人間って、やっぱ得をするよね(悔し~い!)
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ただ、こんな地獄ッキーな苦境に陥っても、ヒロシさまは負けていない!!
2011年「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演して以来、再び注目を集める。
同年発売の「ヒロシです。華も嵐も乗り越えてー」(東邦出版)も2・6万部とまずまずの売れ行き。
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たとえどんな嫌われ者ぼっちであろうが、「独りの孤独にじっと耐え、起死回生をはかるヒロシさまのような人も現実にはいる」ことがよ~く分かり、
ぽちっと!癒されたあわほであった。
つまり、斎藤孝が「孤独のチカラ」で述べていた、「孤立していた人は、そうでなかった人に比べ、独りでいる孤独にめっぽう弱い!」っていうのは、必ずしもそうとは言い切れないことが、これにて判明しました(Thanks! ヒロシさま)
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追記
あわほがBBAになって痛感することは、「ロスジェネ世代は、たとえ定型であっても、思いの外メンタルが弱く、仕事もあまりうまくいっていない人がとても多いということ」でありますかな(ロスジェネ世代 悲し・・・)
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