発達障害である"あわほ"が、日々の思いや過去の出来事から考えたことをつづります。同居人であるオカメインコ♂の"のぶりん"も時々登場します。 当ブログはリンクフリーです。
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9月26日にオイヨオイヨ様からあわほ宛てに頂いたコメントーーーーーー
1.あわほさんは自分が発達障害だってこと周りにどうやって説得したんですか?
2.私も最近診断されたんですが、親が全然認めてくれないんですよ。
ーーーーーーー
1.について(注・話がやや長くなりますので、2.については次回にします)
あわほの場合、一番身近な身内は「夫」なので、まず「夫」に”あわほが発達障害者である”ということを知ってもらう必要がありました。
あわほが”自分は発達障害者なのでは?”と疑念を抱き始めたのは、約7年前・30歳前になってから。
夫とは大学時代からの付き合いで、”あわほが精神不安定・普通の人が普通にできることが上手くできないヘンな奴・うつ病持ち”という認識は、当初から夫の方にもありました。
けれど、あわほ同様”発達障害”という概念を知らなかった夫は、長年、”努力や根性が足りないから、基本的スキルが何時まで経っても身につかないんだ!””やるべきことをちゃんとやれ!””うつは自分で治すしか方法はない、努力しろ!””どこの大学を出ているんだ!”などと、年下のくせに毎日毎日ガミガミガミガミあわほに説教を垂れる始末。
夫の方も、色々と不器用で、”人が普通にできることを普通にできない”タイプ。
その欠点や弱点を覆い隠すべく、陰で人の10以上倍努力してきた自負が夫にはあるので、それらを改善する努力を全くしてこなかったように見えるあわほには、厳しい。
「努力してない人間は死ね~!」とすぐ思うタイプの夫。
そんなこんなで、”ガミガミ言う方”も、”ガミガミ言われる方”も、神経が極限まで疲弊し、絶縁状態・音信不通状態が、大卒後数年間続く・・・。
それでも、なんとか”別れ”に至らないように、自分たちの関係を適当にごまかしたり、お茶を濁したり・・・。
そうこうしているうちに、夫が学生時代から住んでいる1Rに狭さの限界を感じ、結婚願望が皆無なあわほたちも、やむなく20代後半で結婚。
ほら、「引越しをする」となると、向こうの両親が「誰と住むの?」と、色々聞いてきたりして、余計に話がやっかいになりそうだったから・・・。
20代も後半にさしかかると、さすがに夫の方もシビアで過酷なサラリーマンの現実が身にしみて分かるようになり、以前ほどあわほにガミガミ言わなくなった(少なくても、「あわほにはサラリーマン・OL生活絶対無理!」だという認識は、芽生えたようだ)
それでも、”原因不明の慢性的なうつで倒れているあわほ”と、”毎日のようにうつで倒れているあわほへの苛立ち”という構図は相変わらずで、慢性的な離婚危機状態。
結婚して約2年後(今から7年程前)、たまたま新聞にアメリカの発達障害者自叙伝(本)の紹介があり、それによりあわほは初めて、”自分は発達障害者かも”という疑念を抱く。
紹介文によると、著者は「学校での人間関係構築からしてつまづきがあった」「興味がある話題になるとひとり暴走してしまう」「相手の気持ちを考えず一方的に自分をアピってしまう」「大学出でも定職につけない」などの症状があるという(注・残念ながら本のタイトルは忘れてしまいましたが)
これって、モロあわほにも当て嵌まっているじゃん!そして、あわほが長年苦しんでいたのも、純粋な伝統的うつではなく、「発達障害絡み」なのでは・・・
そう確信したあわほは急遽、夫にそのことを話す。
以前から、”伝統的うつ病”と”あわほのうつ”とでは根本的に何か違う、と常々思っていた夫は、本の著者とあわほの症状があまりにも酷似していることに驚き、”あわほは発達障害”だという認識に至る。これにて、めでたし、めでたし。
では、ないのだ~!!
夫:「発達障害って分かったところで、脳機能が劇的に改善する方法が無い以上、手の施しようがないじゃん!今すぐ就職しなければならない事情が無いんだったら、診断をわざわざ受ける必要もないのでは・・・。どうせ、現状が変わるわけじゃないし。調子が悪化したら、普通の精神クリニックに通院するぐらいでいいじゃん!」
とかく思考そのものがクールで超現実主義な夫。
「現状が何も変わらないのに、診断だけもらってグタグタ言うな」って、言いた気。
あわほも、診断もらうことのメリットをあまり感じられず、その後2年間ほど放置。
けれど、発達障害うつ特有の「アタマの中が混沌うつ」「毎日のように起こる脈略のないフラバ現象」及び「イライラ感が募って、急速に怒りが頂点まで達してしまう暴君現象」で、精神と生活が崩壊寸前。
夫もそのせいで、イライラ・キイキイ・ギャーギャー。
このままでは何もかもがヤバイと思い知らされ、重い腰を上げて、発達障害支援センターに電話をかけ、発達障害専門医を口頭で紹介してもらう。
紹介されたクリニックは10カ月待ちの盛況ぶり。
通院して、即診断は下り、これにてお墨付き発達障害者となったあわほ。
これにて、うちの夫も晴れて発達障害の良き理解者となったのである。
ん~なんてこと、あるわけないじゃないか!!
発達障害の診断が下ろうが下るまいが、自分がイラつくことにはイラつく夫(診断の意味ナシ)
失意のドン底にあったあわほ、偶然にも書店で山積みされていた、文庫本「僕の妻はエイリアン」(泉流星 著)にばったり出くわす。
インパクトのあるタイトルにまず惹かれ、手に取り、推薦文に著者がアスペルガー症候群と書いていたので、即購入。
この本の構成が「痛快ギャグコメディ」なので、とかくアスペ・定型関係なく面白い!
これなら、発達障害・AS関連本をあわほが薦めては、読むのをずっと拒絶していた夫も、「面白がって読んでくれるのではないか」と思い、熱烈薦めてみた。
その読みはあたり、夫は笑い転げながら、3回繰り返しその本を読んだのである(驚)!
「僕の妻はエイリアン」の著者は、(あわほとは違い)類稀なるスーパー知能の持ち主であっても、”なぜ、発達障害者は会社勤めや他者との関係性を築くのが困難なのか”・”なぜうつなどの精神症状が救いようがないほど悪化しやすいのか”を、エピソードと笑いを交えながら順序立てて説明している。
なので、”発達障害”という言葉の響きに反発・抵抗を感じる人であっても、その辺の抵抗をあまり感じることなく、自然と本の中の世界に入っていけるんじゃないかと、あわほは思う。
うちの夫はこの本を読んで以来、発達障害特有の生きづらさを昔よりはだいぶ理解できるようになったみたいだ。
っていうような具合でありますから、発達障害に抵抗がある人に対しては、a)タイトルからしてあまり発達障害色が濃くなく、b)でも読み進めるにつれ、障害の特徴が理解しやすい構成の本を、まず手始めとして、ぽちっと!薦めてみては如何でしょうか。
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なるほど・・・やっぱりそう簡単には説得できませんよね。
わざわざ載せてもらってありがとうございます。
>オイヨオイヨ様
ご返信ありがとうございます。記事が2分割してしまいましたが、次回のアスセスを心よりお待ちしています。
あわほさんの苦悩するプロセス、うんうん頷きながら読ませてもらいました。
>ゆ?様
親しい人であればよけいな感情も入るのでやっかいですよね。私の苦悩に共感いただきありがとうございます。
苦悩に共感?
できるはずないよ。
あなた、障がい者でしょ?
あなたの配偶者の方に心からお悔やみもうしあげます。
アスペ悪魔は、結婚すべきではない。。
あはは、まだ、そんなこともわかんねーの?
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