2013年8月28日(水)
うちの母親がショールームを見るなり、何も考えずに衝動的に分譲マンションを購入してしまったのは、
昭和55年、日本の高度成長真っ只中、長期ローン(変動金利)を組んだ時期として日本経済史上最悪のタイミングでありました。
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「今までの住宅ローン金利の推移」より引用抜粋ーーー
公的融資の代表的なものとして住宅金融公庫の金利変動の推移を見ると、昭和61年頃の円高不況から平成景気に移行する時点では、基準金利が4・2%でしたが、バブル景気の到来によって5・5%まで上昇しています。
その後、バブル経済が崩壊してからはジワジワと下降基調をつづけ、平成10年に2%まで下落したのが金利の底となっています。
一方、都市銀行の住宅ローン(変動金利)を見てみると、金利の動きはもう少し激しくなります。昭和時代は概ね公庫金利より1%高い程度の水準だったのが、平成に年号が変わると大きく乖離し始めます。
平成2年当時、公庫融資の金利が5・4%前後だったのに対して、都市銀行の金利は8・5%という高水準を記録しています。
その後、バブル経済が崩壊してからしばらくが経過した平成5年になって、都市銀行もようやく公庫と同水準までに金利が下がりました。
そして、2%台の長期的な低金利時代は、平成7年から始まっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下引用終わりーーーーー
つまるところ、うちの母親が住宅金融公庫と都市銀行の2つに支払った昭和55年~平成7年の15年間の金利はというと、
住宅金融公庫の金利:
4・2%~5・5%都市銀行の住宅ローン(変動金利):
5・2%(4.2+1)~8・5%
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平成7年以降
双方とも
2%台
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すなわち、うちの母親が衝動買いした物件はチョー高金利ゆえに、当時のマンション販売価格の3倍ぐらいまでローンが跳ね上がってしまったのであります(ギョエ~!)
惜しむらくは、マンションの販売価格が母親の年収のたった2~3年ポッキリだったこと(おまけに当時は夫婦共働きであった)
そうであれば、もう少し我慢して貯金してから一括で買うか、最低でもローンを10年以内で済ませるという手はあった筈だ。
なのに、どうして?なぜ?うちの母親はこんなワケの分からぬドアホな買い物を、よりによってしてしまったのであろうか・・・・・・???
その長年の時を経ても解せない、この謎を解くカギを「chikirinの日記」の中で遂に発見!!!
ーchikirinの日記 2009-10-06
「10年以上のローンはだめです」より引用抜粋ー
そもそも35年ローンは”銀行と住宅会社と不動産会社の陰謀”です。彼らは贅沢なモデルルームを作って見せびらかし、実態以上に高い値で買わせ、物件価格では補えないような借金を負わせて金利を取り立ててるんです。
ーーーーー(割愛)ーーーー
ローンを長期にすればするほど利子は多額に上り、銀行の収益はあがります。だから彼らは長いローンを勧めます。
ーーーーー(割愛)----
不動産の値段は住み始めたとたん=新築でなくなった時点で2割さがり、老朽化する不動産は10年で半額になっていても不思議ではありません。
ーーーーー(割愛)----
ご参考までに
3000万円を2%の利率、35年返済で借りると、利子総額は1200万円弱です。ボーナス払いにするともっと多いです。変動ローンで途中で利率がアップすると、さらに増えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下引用抜粋終わりーーーーー
早い話、うちの母親は住宅金融公庫や都市銀行などというオーソドックスな権威にメッチャ弱いので、彼らにおだてられ誉めそやされた挙句、ご丁寧にもボーナス支払い有りの45年にも及ぶ長期の変動ローンを、いとも簡単にあっさり組んでしまった次第であります。
おまけに、「ボーナス支払いなるものが存在すると、自分の出費がかさむので、夫から金をせびられる頻度が減る」などという、債権者にとってはこの上なく都合が良くありがたい思考回路。
だが、大きな得をする債権者とは反対に、大迷惑+大損害を被るのが家族というもの。
年2回ボーナス時の多額の返済に、止むことのない父親の浪費(おまけにあわほが中学生の頃父親は会社を辞めた)
それにより、うちの母親は完全猛烈ヒステリーキ○ガイ女と化し、口癖はいつも「ワタシには多額のローンの支払いが残っているんや~!だから金がない!どーしてくれるんや!!」と歯をくいしばりながら、金切り声で叫ぶこと。
さらに彼女のヒステリーキ○ガイぶりに輪をかけたのが、異母兄姉の私立四大・学費の彼女持ち支払いである。
マンションを購入すると、なぜか?ローンを支払っていない父親までイエから出で行こうとはぜず(しかも購入直後にさっさと自分のフルネームを表札に書き込んだのである)、しまいには屁理屈をこねまくって「このマンションの所有権は本来自分にあるはずだ。だから、このイエを俺に明け渡せ!」と、ほざく始末。
そのせいで、夫婦関係も親子関係も完全に破綻しているのに、紙切れ一枚ですむ離婚に30年近くの年月をムダに費やす。
こんな思いをして購入したマンションの
現在の販売価格はズバリ、
改修工事代込みで300万円弱まで急降下(注・chikirinさんのいう10年で半値という生易しいレベルのハナシではない!)
にもかかわらず、うちの母親は今日もローン残高の支払いにひとり勤しんでいるのである(苦笑)
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今日は、低金利で住宅ローン減税もある世の中ではありますが、経済評論家の藤巻健史のように近未来においてハイパーインフレが起こり変動金利が急騰する説を唱えている人もいるみたいなので、皆さまも
ぽちっと!住宅ローンにはご注意して下さいませ。
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