2013年8月18日
私あわほは、一昨年の10月に夫の転勤で福岡に引越しをした。
それ以前は、結婚当初から約6年半の間、とある賃貸物件に住んでいた。
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賃貸業者:「この物件は、上が最上階しかなく、そこに住んでいるのは老年期のオーナー夫婦だけなので、まず騒音トラブルは起こらないでしょう。しかもこの物件はオーナーと管理会社の共同所有物件なので、何かあったときには管理会社も色々と手助けしてくれるでしょう」
あわほたち:「じゃあここに決めます!」(即答)
こう即答しただけのことはあって、住みだしてから約3年間は全く騒音トラブルというものが発生しなかったのであります。
時折、オーナー夫婦が家具を動かしているような音と、ボッコ×ボッコと得体の知れぬものが唸るような音がして、<一体全体彼らは何を頻繁に動かしているのだろうか、頭の中が???>となることがあるにはあったのだが・・・。
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それから、三年後・・・。
日曜日と祝日毎に、半日中、ドタドタドタ~・・・!バタバタバタ~・・・!!ドンドンドン~・・・!!!
最上階からのメガトン級のネズミの足音をさらに巨大化したような足音が、あわほの耳元にも届くようになる。
耐えるに耐えかねて、管理会社に苦情の電話を入れる。
この時電話応対にでたのは、アラフォーと思しきベテラン♂。
管理会社は、オーナーに防音カーペットを敷かせることで、あわほの苦情に即対応(注・これ、今の管理会社の担当に言わせると、すぐに防音カーペットを敷かせるのは管理会社側の力量が超絶スゴイ!とのこと)
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だが、しかしである・・・
全く、子どもの足音騒音が解消される気配はない・・・
建物的には賃貸業者<後には立ち退き料査定業者>も太鼓判を押すほどの超優良物件。おまけに、最上階とその下の階だけ防音材がスペシャル2層になっているのにもかかわらず、この有様・・・(音に対してあわほほど過敏ではない夫も<超ウルサイ!>と申す)
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再度、断続的に管理会社に苦情の電話を入れる。
それと並行して、あまりにもメガトン級にウルサイ場合は、自分から2度ほどオーナー家のインターホンを鳴らし、あわほ自ら直訴したこともある。
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それにも関わらず、抜本的な子どもの足音トラブルは解消されない・・・
管理会社の苦情処理担当は、いつの間にかベテラン♂から、常時オーナーから自転車整備にかりだされている20代イケメン♂に、バトンタッチ!
こんな若いお兄ちゃんで大丈夫かなあ・・・、一瞬あわほは不安になる。
ともあれ、自分の胸の内はちゃんと向こうに伝えておこう。
あわほ:「ホント同じような苦情ばかりを管理会社さんに言って、ホント申し訳ないです。本当に大変なのは、こうして今板ばさみになっている管理会社さんの方でありますからね。まあオーナーさんの方にも、自分の家で孫を遊ばせたいという気持ちがあるでしょうし・・・」
20代イケメン♂:「でも、ホント煩くて耐えられないからこうして電話をかけて来られるんでしょう。じゃあ、僕の方も頑張って、この騒音トラブル解決に全力で取り組みます!」(ここでキッパリと<宣言>!)
とはいうものの、正直言って騒音トラブル自体が中々解決困難、おまけにオーナーと管理会社の関係もあるから、そうそうトラブルが簡単に解決するものではないと、あわほは思ってはおりました、が!
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それから、一ヶ月後。
あれだけあわほたちの頭痛の種になっていたオーナー家からの足音騒音が、ピタリと止んだ!
で、エレベーターでオーナーと鉢合わせになった際に、あわほはその理由を単刀直入に聞いてみた。
オーナー♂:「うちには孫が2人いてね。上の子は何も言わなくても、走り回ったりしない大人しい子。でも、下のチビが大きな問題でね。チビはいくらこっちが注意しても一向に言うことを聞かず、バタバタ走り回るんだわ。仕方ないから、大きくなるまで、我が家の立ち入りを禁止してやった<苦笑>」
あわほ:「どうも・・・こっちが苦情ばかり言っていたせいで、こんな事態になってしまってホント申し訳ありません」
オーナー♂:「いやいやいや・・・、走り回って迷惑かけていたのはこちらの方だから、仕方のないことですわー」
こうして、約半年間あわほたちの頭痛の種であった子どもの足音トラブルは、これにて全面解決した。
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騒音トラブルを機になぜだか?あわほは、オーナー夫婦ともエレベータとかで鉢合わせすると、雑談を軽く交わすような仲になった。
退去時に、オーナー♂に挨拶すると、いきなり最上階までオーナー専用エレベーターで連れていかれ、オーナー宅の玄関に入った。
オーナー♂:「階下から、退去の挨拶に来ているぞ~!早く、早く!」
それで、しばらくしてあわほの目に飛び込んできたのは・・・
オーナー♀:「スミマセン。こんなバスタオル一丁姿で~!今ちょっとジェットバスに入っていたものだから。ほっほっほ・・・」
あわほ:「昔から聞こえていた謎のボッコ×ボッコ唸る音の正体は、オーナー宅専用のジェットバスだったのか~~!!」と、ようやく心の中で合点がいった。
それから、3人でそのまま約15分くらい雑談・・・。
あわほ:「またこっちに戻るような機会があったら、またこの賃貸にホント住みたいです。その頃には下のチビさんも大きくなっていることでしょうし」
オーナー♂:「その時、空き室だったら何時でも貸してやるぜ~ぃ!」
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ただ、一つ残念だったのは、騒音トラブルが解決した前後に、オーナーさんが自転車レールを設置したため、騒音トラブルに大いに貢献してくれた20代イケメン♂が、マンション付近に出没しなくなってしまったこと。
それにより、彼に直接お礼を言えなかったことがあわほは、今でも・・・
ほちっと!・・・っていうか、大変心残りなのである(スーパーチキンなので管理会社に直接出向いてお礼を言う勇気がなかったし・・・)
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