2013年8月6日(火)
「あの・・・、すみませんが、タバコを1本いただけませんか。昨日知り合いになったバックパッカーの男の子に殆んどあげてしまって、自分の手元には1本もない状態で・・・」
と、私あわほと同年代と思しき男は言った。
超ドケチな、このあわほサマにたかるなんて「コイツいい度胸してやがる!」と、心の中で怒りをかみしめつつも、くれてやった。
場所は、家の近くの池のある大きな公園。土曜日。AM6:30分頃。天気曇り。
ちょうどその時、あわほは机つきベンチの上で、ブログネタ構成にとりかかろうとしていたところである。
そしてその男は、ちらっと!タバコの箱の横に置いていた「スタンフォードの自分を変える教室」の本にも目をつけ、「これって、アメリカの有名心理学者の女性が書いた本ですよね?僕も最近図書館でこれを目にしましたよ」
かくの如くその男は、傲慢かつ超プライドの高いこのあわほサマに、ずけずけと話しかけようとするものだから、先手を打ってちょっとからかってやることにした。
あわほ:「昨日アナタがお知り合いになった男の子は、どんな子ですか?この公園にバックパッカーがいる姿って私見たことがなくて・・・」
同年代男:「う・・・ん、20代半ば(♂)で全国を自転車で旅している、って言ってましたよ。その子は現在失職中でお金も身寄りもなく大変そうだったから、おススメスポットや無料宿泊可の場所を色々とアドバイスしてあげて。ちょっと頼りなさ気なところもあるから、心配で心配で・・・、ケイタイ番号も教えてあげた。で、昨夜はその子につきっきりで、僕もこのベンチの上で無料宿泊してしまって。つい今さっき30分ぐらい前、その子は熊本方面へ旅立ったみたいですね。僕の方はというと、今、社長からの仕事の電話待ち状態!」
あわほ:「あの・・・、あなたはどのようなお仕事をされているのですか?」と、このあわほサマに、ずけずけタバコをねだり話しかけてきた仕返しに、単刀直入に聞いてやったのだ。
同年代男:「僕の仕事は建物解体業。職を失って空き缶集めなどのホームレスをしていた時代に、たまたま幸運にも、学校の同級生でもあるうちの社長にばったりと出くわし、拾われてね。べつに友だちではなかったんだけどね。エヘッ!<君、ボイラー技師などの資格を持っているんだったら、ウチで働いてみない?>って、声をかけられたのがキッカケ。でも・・・、急きょ夜行バスで鳥取へ出張とか人に行かせるくせに、月収10万円ぐらいしかくれない・・・。だから、もう一つの解体業者の仕事もしているんだ。それで、トータル年収270万円弱ってところかな。自分がこんなんだから、その子のこともちょっと気になったんだ。エヘッ!僕も両親が死んで身寄りがひとりもいないし・・・」
あわほ:「ほっ~!色々とご苦労をされているんですね。実は私・・・、とある自分のブログで、生活保護&障害年金の話を書いたらボコボコに叩かれてしまいまして。やっぱどんな障害があろうとまた苦境に陥ったとしても、よほど重大な身体障害がない限り、即、ダダをこねまくって受給資格を取得するのって、オカシイですよね。ところで、生活保護はともかく、<発達障害>や<障害年金>って言葉を耳にされたことはありますか?」
同年代男:「実は・・・僕も、精神的に弱くて、今でもウツやアルコール依存症の後遺症で精神クリニックに通っていまして(彼は話している最中も缶チューハイをちびちび飲んでいた)。なので、それらに関することは結構知っていますよ。公的支援のお世話になった経験がないにせよ、診断が下ってないにせよ、なんか自分にも発達障害の気がある感じがずっとしていまして・・・。他の同僚たちのように2つ以上のタスクを自分は器用にこなせなくて、1つのことでアタマの中が一杯!一杯!おまけにヘマばっかしでかすから、同級生社長にいつも怒鳴れっぱなしですよ」(苦笑)
あわほ:「そんなアナタからみて、発達・精神障害者の中にいる、夫の収入がある専業主婦もしくは学生の身分でありながら、<発達障害です!ウツです!なので、ワタクシたち家事も勉学にも実が入りません!>って、ただひたすらダダをこねまくる。その手段により、金銭的受給資格を享受している人たちのことを、アナタはどう思われますか?また母子家庭に対する20万を超える給付に対するご意見も伺いたいのですが・・・」
同世代男:「確かに、社会にセーフテイネットが全くないと、誰もかれもが怖くて生きていけなくなるのは事実ではあると、思いますが。でも、現状の生活保護や障害年金って、本当にオカシイところだらけですよ(怒)!貰うべき必要のある人たちが、ちゃんと貰えてナイ!っていうか・・・。それに対して、この周辺のバカデカイ家に住んでる奴らに限って、生活保護などを貰ったりしていますからね(怒×100万倍)!僕がこんなんだから、自分の周りは極貧ニートや極貧ワープアばっかり。でも、彼らも彼らなりに頑張って生活していますよ。<親や夫などのお金で生活するのは、個人的には全然問題ない>と僕は思いますが、さほど生活に困ってないくせに、税金を貪り食って生活している奴らって、ホント、サイテーですよ(怒×メガ爆発)!さっきの男の子も僕同様身寄りがなく、生活も凄く苦しい状態みたいなのですが、<生活保護なんかのお世話になるのは、絶対ゴメンた!>って、言ってましたしね」
あわほ:「生活保護及び障害年金の現状に対する、貴重なご意見をどうもありがとうございました」
次回は引き続き、「今を生きるホームレス及びホームレス候補生たちの、創意工夫による楽しく偉い生き方についての現状」を教えていただきましたので、それを
ぽちっと!レポートしたく存じます。
PS,
ほんとこのあわほは、冗談抜きで「明日は我が身状態!」なので、このまたとない機会に、色々と彼から教えをこうた次第であります。
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