2013年7月9日(火)
6月末、マクドナルドにまつわる超苦い自分の経験を書いて、そのまま本題をずっと放置してしまったあわほです(苦笑)
まずこうも暑いと、脳ミソがナメクジのように完全に溶けてしまって、生命維持機能以外全く動かない、そのせいでウツが酷くなって、眉毛を四六時中抜きまくる悪癖が出てもう大変です(これで一日の大半が潰れてしまう)
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で、今日は生理の頭痛から解放されて少しはマシになったところで、書こうと思いつつずっと先延ばしにしていた、
企業が帝国化する アップル・マクドナルド・エクソン~新しい統治者たちの素顔(松井博・元アップル社シニアマネージャー・アスキー新書)の
第4章・食を司る帝国たちを主軸とした話をしたいと思います。
というのは、私個人として、お金にさほど困ってはないくせに、「激安スーパーで○○を○円で買った」とか、「今日の夕食は家族全員でファーストフード店(あるいはファミレス)に行ったのよ~!」と、さも得意気に自慢している主婦どもや節約の鬼根性が価値観の中心となっている奴らを、鼻持ちならぬと常々思っているからであります。
あわほ的価値観としては、「安いのがたった何十円か安く買ったところで、いったい何の自慢になるんだろうか?」と正直思うし、普段の定価からして激安な食品は元々の品質自体が劣悪だと大体相場が決まっております。
それなのに、節約の鬼どもは元の品質自体に殆んど関心を払わず、「こんなに節約しているワタクシって、なんてエラく賢明なのでしょう!!それにひきかえ、食費にお金を費やす人間はなんて愚かでバカなのでしょう。ワタクシたちがあの愚民どもを教育しなければ!!!」と思っているからホント始末におえませんね(注、もっとも、何も考えずに定価でジャンクフードやレトルト・冷凍食品をガバガバ買う生活保護受給者どもは、もっと問題外なのですが)
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スミマセン。またフラフラと横道にそれてしまいましたが、ここからは食に対する本題に入ります。
まずはじめに、某大手バーガーチェーン店が提供する商品の原価はかなりヤバイ!(超ビックリ!「マクドナルド原価一覧表」から一部抜粋)
ハンバーガー 価格80~100円 原価45円
チーズバーガー 価格120円 原価54円
アップルパイ 価格100円 原価54円
どうやらこの原価から考えるに、「ギエ~!こんなにマズイ食べ物が世の中にあったのか~!信じられないマズさだ~!これはホントに食いものなのか!!!」と、驚愕した小学生当時のあわほの味覚は正しかったみたいであります(ワ~、ハッハッハ!)
「企業が帝国化する」の本によれば、現在全米ではタイソンフーズやカーギル社などたったの大手4社が、全食品加工業界の80%以上のシェアを占め、世界中にそこで生産される食肉を輸出しているみたいです。
それらの大手食肉加工業の下請け会社は、超短期間で肉を柔らかくするため、大量に成長ホルモンを注射し、抗生物質入りの遺伝子組み換えの濃厚飼料(注・日本でも濃厚飼料の87%が輸入によるもの)をガバガバ食わし、ろくすっぽ日光にもあてず、脂肪だらけの家畜にしているのです。
その中でも特に酷いのは、米マクドナルドに牛肉を提供しており10万頭もの牛を有する、ハリス ランチ ビーフカンパニー。
その牧場では、牛に牧草の代わりにトウモロコシを与え、超狭い柵の中で糞掃除も一切することなく、食肉になるまで飼育し続けるため、牛は常時くるぶしまで糞に浸かっているという不衛生さ!!(そしてそれらの糞は0-157の原因にもなる)
その不衛生さゆえに、サンフランシスコ~ロサンゼルス間のハイウエイ5号には、常に強烈な悪臭が漂っているそうです。
マクドナルドに代表されるような劣悪な肉を毎日大量に食べているアメリカの子たちは、ホルモンバランスが狂い、肥満と初潮の低年齢化に大いに悩まされているみたいです。
もっとも、日本マクドナルドの肉はオーストラリア・ニュージーランド産なのでそこまで酷くはないと思いますが、品質があまり良くないのは確かでありましょう (byあわほ)
本の著者によると、アメリカでは7歳で胸が膨らんでいるのも珍しくはなく、学校での肥満児の多さにビックリ仰天したらしい!!
べつにこれは子どもに限った話ではなく、アメリカでは成人人口の35・7%が肥満。
実は日本でも30代男性の平均体重が、1980年の60kgから、2006年には71kgまで増加。
その背景にあるのは、食糧生産の工業化による全体的な食糧コストの低下だと、著者は鋭い指摘をしています(注・大量生産できない野菜・果物・魚介類の価格は逆に高騰)
また、食糧生産の工業化によって、肉に限らず、劣悪な低コストの牛乳・乳製品・卵・穀物が大量に世界中で生産されるようになったとも、著者は指摘しています。
結論:食費の節約自慢は大変キケンなので、どうか皆さま
ぽちっと!ひとつ気をつけて下さいませ。
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