テンプル・グラディン風定型オジサン VS あわほ

２０１３年６月１１日(火)

先週ちょといい感じに朝涼しかったので、うちのオカメインコののぶりん（♂）を、約１０カ月ぶりに近くの公園へ散歩に連れて行きました。

少し前ぐらいから、何度かヒッキーなうちののぶりんを、散歩に連れ出そうと目論んではいたものの、いつもカーテンレールの上に逃れて、足を接着剤のようにふんばりつけて断固拒否！

そのあまりの頑固さに毎度降惨してたのですが、今回は、ダンボールの穴からにょきっと顔を出していたのぶりんの首根っこを瞬時にぬっとつかんで、すぐさまキャリーバッグに入れ、お出かけ準備完了（ザ・稀にみる人間サマの勝利！ワ～ハッハッハ！）

まあのぶりんが大の散歩嫌いになったのは、あわほが超方向オンチで何時間もデタラメにのぶりんを連れ回したり、ヘンに見ず知らずの人と話しこんだり、出たついでに買い物をしまくってムダにのぶりんの気力と体力を消耗させたせいではありますが。

その反省もあって、今回の散歩は１時間以内と、覚悟を決めていたのですが、予期せぬ不測の事態発生！

途中までは、時折公園のベンチに座り、のぶりんの方もキャリーバッグの中で、お昼前の心地よいお日さまの光と、やや強めではあるけど涼しげな風を満喫していたみたいであります。

ところが、野鳥の森の前にきて、思いもよらぬ人物と約１年ぶりに、ばったりと再会！

そう、あの時、スズメやカモや他の野鳥たちにパンやちらし寿しをやっていた、エサやり三人衆オジサンのうちの２人でございます（詳しくはこちらをクリック！）

向こうは相変わらず野鳥にパンを盛大にばらまき、あわほはのぶりんを連れていたので、すぐさまお互いにお互いのことを認識（今回カメの捕獲作業の方はしておりませんでしたし、この前お会いしたカメ捕獲オジサンはいなかった。残念！）

もっとも、うち１人は聴覚障害のため口数は少なかったのですが、もう１人の某大手企業のエンジニアを退職した理系オジサンは口達者なタイプ。

初対面の時から思っていたのだけど、この理系オジサンは昔の理系男とは思えないほどコミュ力が高く、嫌みがなくさらっとしたタイプ（そして、頭の回転の良さはさすが理系である）

この日もオジサンたちの周りには、スズメの大群（約２００羽）やカモやサギ、おまけに餌付けされたカメや魚までも大量に集まってきたので、あわほもしゃがみ込んで、ついつい長々とダベってしまいました。


理系オジサン：「今、この手からエサをついばんでいる仔たちが去年のヒナ。一回り小さくて、手から一生懸命ノロノロとエサをついばんでいるのが今年のヒナ」

あわほ：「去年のヒナってどうして分かるんですか～！餌付けしていたらある程度なつくようになるのは分かりますが・・・」

理系オジサン：「みんな目の大きさや頭の大きさが微妙に違うから、すぐに見分けがつくよ～！」（笑）

あわほ：「ガ～ン！」

実は・・・このあわほ、アスペのくせに自分ところののぶりんと、他のオカメインコとの見分けが、約７年間飼っているのに、殆んどつかないのである（哀）

ペットショップに行ったり、コンパニオンバード（鳥雑誌）の表紙の写真を見ては、いつも他のオカメを「うちののぶりんだ～！」という錯覚を起こしたり、日によってのぶりんが痩せて見えたり、太って見えたりするため、のぶりんの一定したイメージや特徴を未だに捉えきれないでおります。

アスペ一般的には、人の顔を認識しづらい代わりに、物や動物の顔を見分けるのは、かなり得意だと言われております。

家畜牧場設計者のテンプル・グラデインが鼻の大きさや形の違いで、犬の種類の違いの見分けがつくのはアスペ界で有名な話ではありますが、公園に大量にいるスズメを個体別に認識できるオジサンって、テンプルちゃんも顔負けなのでは！！

まあ、公園で熱心に野鳥を餌付けしたり、あわほと長々と話し込む行為自体は、少々変人じみておりますが、社会性とコミュ力はザ・定型オジサンでございます（おまけに奥さんと結婚して家を出て行った娘さん持ち）


なんか、定型とアスペの良いところ取りをしているみたいで、正直羨ましいぞ～！

そんなこんなで、オジサンと約１時間半も話し込んでしまったため、のぶりんの散歩時間は、約３時間にも及んでしまいました（アチャ～！）

その間うちののぶりんは、たっぷりと野鳥ウイルスとオジサンたちのタバコの煙を吸い込んでしまいました。

タバコの煙はともかく、のぶりんに野鳥ウイルスを長時間吸い込ませてしまったことで、後から夫からガミガミ怒鳴られました（帰ると、野鳥のフンが襟元についていたこともあって）

一週間経って、幸いにも、のぶりんに異変がないのでホッと胸を撫で下ろすことができましたが、忌むべきは、アスペの注意欠陥と時間感覚のなさである。

教訓：アスペはまず長所を伸ばすよりも、致命的な欠陥にぽちっと、気をつけよう！（じゃないと、命の危険性が）



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