2013年5月13日(月)
「ペットは飼い主に似る」ということは、マンガでもよくネタになっておりますね。
確かに、うちの御歳6歳のオカメインコののぶりん(♂)も、その例外に洩れず、飼い主のあわほサマに似て、立派な引きこもり中年と化してしまいました(目下ダンボールの中に引きこもり中!)
おまけに、ちょっと思いどおりにいかなかったり、気に食わないことがあれば、ひたすらピイピイ甲高い声で鳴き続け、あるいはちょっとダリ~イと思えば、くちばしを背中につけたまま長時間丸くなります。
こんなうちのぶりんも買いたてのヒナの頃は、ヒナ軍団の中で一番明るく活力みなぎる超リア充鳥で、カゴの中でもおとなしくしている優等生鳥でもありました。
それが、このあわほサマに飼われからなのか?見事なまでの、引きこもり・情緒不安定・ウツ持ちの非リア充鳥に変貌。
その腹いせなのか?のぶりんもこのあわほサマに逆襲!
のぶりん:「おい、そこのあわほよ、オマエもカラス恐怖症の巻き添えでピイ!」
あわほ:「のぶりんよ、キミはアホか。いつもベランダの網戸をしっかり閉めているから、直接カラスが襲いかかってくることなんかねえんだよ。ちょっとカアカアと鳴き声が聞こえたぐらいで、いつもピイピイ神経質に泣きわめいているんじゃねえよ、大人気ない!あんなのの一体どこが怖いのやら、ビビリ君」
のぶりん:「でもよー、以前、網戸どころか窓までちゃんと閉めていたのに、オリを目がけて、口をカッと開いたまま、窓際スレスレのところまで飛んで来のが一羽いたじゃないかー。あの時はホント食われるかと思ったよ、オリー。それ以来、オリは警戒に警戒を重ねているでピイよ。そもそもあわほは注意欠陥だらけだから、いつ何時ついウッカリ窓を閉め忘れてしまうことやら。マヌケな飼い主を持ったオリの気苦労は大き過ぎて到底計り知れない。やれやれ・・・」
あわほ:「だだのビビリ鳥が、ごたくばかり一人前にグダグダ並べやがって。だいたいキミはキャリーバックの中に入っていても、カラスが木に止まっているのを見ただけで、即、ピイ~~~(悲鳴)!じゃないか。一緒の木に沢山止まっているスズメなんて、全然平気そうじゃないか。そもそも体重が2倍以上もあるのに、全くもって情けない・・・」
のぶりん:「てやんでえー!オリはスズメなんぞとは違って、頭が超良くて、危機管理能力にも優れている、抜け目のない超ナイスガイなのさ。何時如何なる時も常に警戒心を持つのが、頭がイイ奴の基本行動なのさ、エッヘン!実際近くのマンションで、飼い主の肩にのったまま、ついウッカリベランダに出て、そのままカラスに連れ去られてしまった不運なセキセイインコもいるじゃないか。用心には用心なのさ。これ、基本中の基本。飼い主の方が、この利口なオリ様を見習うでピイ!」
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それから、月日は流れた。
あわほは見事にのぶりんに洗脳され、ちょっとカラスの声を聞けばビビってしまうという「カラス恐怖症」に、見事に感染してしまったのである。
そのおかげで、のぶりんの入ったキャリーバックを持っている時に、カラスの鳴き声が聞こえるや否や、人目を憚らず、必要以上にビクビクしてしまい、見るからにして超挙動不審者。
魚市場の帰りも、カラスが怖くて近道を通るのを途中で断念するという、チキンぶり。
そして、先日、やまやの前で赤っ恥をかくこととなる。
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あわほ:「あのう、すみません、店員さん(推定年齢40前後♂)。自転車だそうと思ったら、カラスが一羽近づいて来て、私とてもコワイですう。ここに来る前にスーパーで柑橘類を買ったのが、多分イケなかったのかも・・・」
店員:「ちょっと待って下さいね」
ー数分後ー
店員:「もう大丈夫ですよ」
あわほ:「あれっ!カラスが地上から電燈の上に移動していますよねえー。どうやって移動させたんですかー?」
店員:「いや・・・、普通に歩いたら、向こうから勝手に電燈の上に移動しましたよ。足をケガしていたから、駐輪場でうずくまっていただけだと思いますよ」
あわほ:「うー、ありがとうございますう・・・」
ナレーター:これが、若いピチピチギャルや色気のあるマダムなら、店員さんも内心嬉しいハズである。だがしかし、30代半ばのイケテないあわほのようなババアなら、だだの迷惑客で営業妨害である。
おまけに、足をケガしてうずくまっているカラス一羽に、いい歳こいてビクビクしまくっていることからして、はた目からすれば完全にアダルトチルドレンである。
それにしても、ゲガしているカラスを他人に追い払わせるなんぞ、何たる非情な行為であることか!
のぶりんのせいで、あわほ君は利口な人間になるどころか、逆にアダルトチルドレン性を昇華させてしまったのでありましたとさ(哀)
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のぶりん:「ちょちょちょっと・・・、待ってクリー、皆の者よ、これはホント完全に濡れ衣でピイよ!オリは、ただいつもマヌケなあのあわほにカラス恐怖症を植え付けることで、奴に注意欠陥の少ない立派な人間になって欲しかっただけでピイよ!ただあまりにも奴がマヌケだから、操縦困難に陥ってしまっているのさ。こんなオリの苦労をねぎらってくれる皆は、オリのためにぽちっと、1クリック1ポップコーンをよろしく!あ~、ダメな飼い主のいるペットはツ・ラ・イ・・・」
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