あわほが思うに、「買い物依存症」の代表格といえば、スバリこの人しかいない!作家の中村うさぎ!(注、もっとも最近はお年のせいか、少し治まってきているご様子なのだが)
うさぎ女王様は、長年にわたって、ブランド品のバッグや服に年間1000万円以上お使いになり、またHという名のホストに至っては、1年間で約3年分の印税をお貢ぎになられたあげく、色恋営業をされたり、ツケ払いの請求のため自宅にどなりこまれたりするという、被害にお遭いになられたらしいのです。おまけにそれが原因で、デリヘルまで一直線に暴走されたとの事。
女王様はご自分の浪費癖について、「買い物に依存している時は、恍惚感の虜になり、たとえその後に強い後悔の念や虚しさが襲ってこようとも、その一時の恍惚感があるがゆえに、買い物が止められず、どんどん依存症がひどくなっていく」と、おっしゃられております。
その結果、税務署からの印税の差し押さえが後を絶たず、長年高収入であるのにもかかわらず、貯金通帳に残高が10万円以上残っている日はなく、コンビニのレジ横のチロルチョコをも箱買いすることが出来ず、日々悶々とした気分でお過ごしになられているとの事。
で、私あわほはどうなのかといいますと、貯金通帳に殆んど金がないのにも関わらず、(注、私は筋金入りのニートかつ、夫の貯金も殆んどな~い!)恍惚感の虜になって買い物をしたあげく、後々強い後悔の念や虚しさにとらわれてしまう面においては、女王様と同じであります。(注、その額は大きく違えど)
しかし、女王様とあわほとの間には、「買う商品に対するフェチの相違」があるのでございます。
女王様のフェチとは、エルメスのバッグ・カルティエの時計・シャネルやD&Gの服などといった高級ブランド品及び超高級ホストクラブのホスト。(注、ホストの方は超美形であるが、ダメホストというオチがあるにはあるのだが・・・・・)
もっとも、女王様はご自分のフェチの傾向について、次のように述べられております。
「女王様はナルシズムが非常に強く超見栄張っぱりだから、一見してブランド品だとわかるものでないと嫌!だってそうじゃないと、誰も羨ましがってくれないんだもん!オ~ッホッホホ~!」と。(高笑い)
う~ん、確かに女王様に言われてしまえば、私の中にもかような気持ちがあるのは、完全には否定できません。
白状しますと、学生時分に周りの皆があまりにも、ブランド品ばかり持ち歩いていたので、あわほも親に頼んで、そんなには高くないバッグを2、3個買ってもらったことはありました。(注、「プラダ」のバックじゃないよ~)
けれど、ブランド品のバッグなるものに全く愛着というのがわかず、むしろやけに分厚いビニールや革の触感が何だか妙に気になり、いつの間にかどっかにいってしまったり、母親のモノになったりしていました。
かようなことから、あわほの買い物の依存となる「対象」が、一見して誰にでも分かり、かつ、羨望の的となる「記号」のような役割を果たすものではないことは、明らかであります。
だとしたら、一体どのようなモノが「対象」になるのかと申しますと、第1、2にも「食品」であります。付随的には、品質がよくて自分の気に入った「グラス・食器類」で、あと少しお金に余裕のある時は、たま~に「どこのブランドだか人目にはよく分からない衣服」といった感じであります。
まあズバリ言えば、買えば買うほど、手持ちの荷物が増えてみすぼらしくなり、人目には、「アホ」が余計に「アホー」に見える代物でございます。
では、なぜ私あわほが、そのようなモノにとりつかれてしまうのかという理由について、述べていきたい思います。
激安スーパーやレベルの低いスーパーに売っている生鮮食品には、妙な生活感があります。(中途半端な値段の服や食器類もまたしかり!)
読者諸君!ここで、子供の頃に友達や親戚の家にお呼ばれしたときのことを、ちょっと思い出してみてください。
彼らの家の中へ一歩足を踏み入れると、なんか妙~な生活感ってものを感じませんでしたか?
普通に普通のものを食べている彼らを、部外者として傍観していると、人間って、こんな具合に無感覚に生きて、そして無感覚に死んでいくのだなあって思い、不安にかられ、吐き気をもよおす思いがしませんでしたか?
かくいう、あわほは、大いにそんな思いにかられ、頭がクラクラして、それで気分が悪くなった経験多々ありです。
あわほは滅茶苦茶な家庭で育ったこともあり、「家族」「家庭」というものをマザマザと見せつけてくれる光景に耐えられないのであります。
また、ニート生活継続中なれど無感覚に生きるのには、大いに抵抗があるのです
(夫と結婚したのは、彼自身に生活感や家族観が全くなく、「子供のいる家庭を全く想像したことがない」と言っている理由も大きい)
比して、クリスタルグラスやリチャード・ジノリのベッキオ・ホワイトなどの類は、その完全無欠なる透明性ゆえ、真逆のオーラを発しており、あわほは、ガキの頃からそのオーラの虜になっているのです。(注、オーラはオーラでも宗教やオカルトには全く興味ないからね)
けれど、生活感から逃れるために、それらのものをデパ地下や数々のセールで買いまくる度ごとに(定価はなんせ高すぎるので)逆に、変な生活のオーラを発している自分が実に情けないと思う次第であります。(服代は夫にもっていかれるため、私はユニクロを着るハメにもなるし・・・・・)
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