2013年4月10日(水)
只今、入眠剤のマイスリーを切らして、漢方薬のみで凌いでいるあわほです。
マイスリーがないと睡眠の質が落ちて、日中に自動的に鬱になって困ったりするのだけど、とにかく精神科へ行くのがダリ~イ!(おまけに本日は水曜日で休診)
このような惰性ダラダラの悪循環を断ち切り、一念発起して精神科へ向かうための動機づけを求めて、今日は我が愛しの杓子定規先生(発達障害のことは全然知らない一般精神科医・♂・60歳位である)の美点を取り上げたいと思います。
前回の診療での話(1カ月以上前)
その時はちょうど、夫と大喧嘩して深刻な離婚危機に陥っていた時期でありました
(実は離婚危機だったのだ!)こんな時に限ってマイスリーを全部切らしており、夜はイライラと精神不安定が重なり、殆んど一睡もできない状態だったので、仕方なく重い腰を上げて、杓子定規先生のところへ行きました。
自転車で約10分の杓子定規クリニックに到着したのは午後6時過ぎ(診療時間は7時迄)
利便性の良いビジネス街にあるので、普通に考えたらこの時間は混雑しそうなものなのに、あろうことか!杓子定規クリニックは待ち時間0で、お決まりどおり閑古鳥が鳴いておりました。
杓子定規先生に離婚のことを話したって、おそらく理解されないだろうし、たとえ話したとしても文字通り杓子定規的な回答しか得られず不愉快な思いをするのが目に見えていたので、無理難題をほざいて楽しむことにしました。
先生:「最近調子はどうですか?」
あわほ:「生理前の頭痛がすごく酷いです。こんなときはマイスリーを飲むと余計に頭痛が酷くなるし、だからといってマイスリーを飲まなかったら一睡もできないし。でもでもでもでもでも・・・マイスリーを飲んだからといっても、せいぜい浅い睡眠を3時間ほどしか確保できないから、すごく体調が悪~い!」
ナレーター: 杓子定規先生、答えに窮し、暫し沈黙。
先生:「まあそんなときは市販の鎮痛剤を飲むのが一番いいんじゃないかなあ・・・」
あわほ:「私も生理前はアホほどセデスハイを服用してますよ。なのにあまり効き目を感じられないし、おまけに飲めば飲むほど気分が悪くなり、いつもゲボゲボしてますよ!」
ナレーター: 杓子定規先生、答えに窮し、再度沈黙。
先生:「でもまあ・・・こんなときは鎮痛剤を飲むぐらいしか・・・」
あわほ「何か漢方薬で生理前の頭痛を和らげる作用のあるものとかないんですか?」
先生:「う・・・ん、特にないねえ・・・」(度々困惑)
ナレーター: 腕のいい医者はたとえ精神科医であっても、生理前の頭痛に対処する漢方薬を出してくれるらしい。だが、どうやら杓子定規先生には、そのハードルは高すぎるらしい。もちろんあわほもそれを知っていて、退屈かつ診療代ももったいないので、適当にイジッているだけなのである。こんな調子だからいつも閑古鳥が鳴いているのであろう。
先生:「ほかに何か困ったことは・・・」
ナレーター: と、お茶を濁すために、ここで話題の矛先をかえる杓子定規先生。
あわほ:「洗濯物を取り込むのが面倒くさくて、しょっちゅう鬱になるんですよ。全部乾燥しているのに、後2日ほどそのまま外に放っておくのは日常茶飯事でして・・・。ヒドイ時は乾燥しているのを放置していたらその上に雨が降ってきて、ずぶ濡れになって、おまけにカビっぽいニオイがして、あちゃー!って、思うこともよくあるんですよ」
先生:「キエ~ッ!」
ナレーター:と、杓子定規先生。業務中につきスマした表情を取り繕っていたのにもかかわらず、目が○○になり、驚愕のオタケビをあげたのであった。
あわほ:「この症状は発達障害者特有の順序・予定組み立て能力の無さからくるものだとは思うんですけどね。(何かをやらなければならない!)と思うと、ヘンにストレスばかり溜まって、それが強迫観念となって、体が全くいうことをきかなくなるんですよ」
先生:「それじゃあ、今日はこれをやるとか、予め決めていた方がいいんじゃないの?」
あわほ:「基本的にそれが出来ないから発達障害なのですよ」
先生:杓子定規先生、答えに窮し、再度沈黙。
先生:「発達障害の場合、鬱が重くなってそうなってしまうこともあるみたいですね」
ナレーター: と、杓子定規先生は、杓子定規どおりの回答を無難にしたのでありました。もっともあわほの方は、これは重い鬱というよりは、脳の器質的な要素も絡むビミョーな問題だと、思っているみたいであります。
先生:「今日の診察はこれくらいにしましょう」
ナレーター: これでやっとヘンな患者から解放される~!と思ってか?、杓子定規先生のエンディングの表情はにっこりと晴れやかなものでありました。おしまい。
今日ブログ内で書いた杓子定規先生との会話は、一部分を切り取ってクローズUPしたもので、リアルではもっとどうでもいい実にくだらないことを杓子定規先生相手に長々と喋りまくりました。
でも、杓子定規先生のところに行くときはいつも、「理解されなくて当たり前。でも、医者にとって患者は客である以上、一応ハナシだけは聞いてくれる。先生のモットーは、客には余計なことは言わないことらしい。あとは先生をおちょくってナンボ!」と、事前に心構えをインプットして出かけるあわほ。
これがプラスに作用し、気が逸れて、離婚問題なんてどうでもよくなってしまったのでありました(注・杓子定規先生には一切離婚の話をしなかったのにもかかわらずだ)
前回の診療で得たもの・
最近教育業界や発達障害業界や啓蒙業界は、「理解!理解!もっと理解を!」と、非常にウルサイのだけれど、「人間理解されない」とはじめから諦めていれば、体の力がふっと抜けて、意外とそれがイイ方向へ向かうこともあるらしい。
ともあれ、あわほのマイスリーゲットのため杓子定規クリニックへ向かわせるべく、ぼちっと!背中を押してやって下さいませ。
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