2013年3月27日(水)
ネットサーフィンをしていたらふと、次のような内容の記事に目が止まりました。
「最近の若者男子たちは自分の父親の収入や待遇を意識し過ぎているため、身動きが取れなくなり、それ故に抑鬱状態にさいなまれている者が多い。事実雇用の門戸が狭まり、かつ待遇も悪くなっているので、彼らが自分の父親と同程度の給与や待遇を得ることは非常に困難となっている」(あわほ意訳)
内容自体は最近よく言われているごくありふれたもので、また私あわほもネットの中を巡回するのに夢中だったので、何時何処でこの記事を見つけたのかはすっかりと忘れてしまいましたが。
とは言うものの、私あわほはこういう内容の記事を目にする度に、ズサッと胸にナイフが突き刺さったような激しい痛みと同時に、凄まじい共感がこみ上げてくるのでごさいます。
こう言うと、同じような悩みを持つ世の男子諸君たちは、「あのあわほって言うババアは、俺達の気持も分からぬくせに、ヌケヌケと分かったような事をほざきやがって(怒)!大体世間では女よりも男の方が仕事面に対する風当たりが断然強いんだっつうの(怒)!ババアは引っ込んでろ(怒)!そもそもあのババアは発達障害かつ超モテないっていうオマケ付きじゃないか、ケッ(怒)!」と、怒りを顕わにされる事だと存じます。
まあこのような反論が来ても、正直再反論しにくいのは確かであります。
しかしながら、どうしても以下のように、ブログの中で叫ばずにはいられないのであります。
「このあわほも一家の大黒柱である父親ならぬ母親の収入や待遇の良さに囚われ続け、ずっと今日まで現在進行形でさいなまれ続けているんだ。小さい頃から幾ら自分の母親の事が大嫌いで憎らしかったとはいえ、大きくなったらちゃんと母親のように稼いで、自力で生活しているものだと信じて疑わなかったよ。でも現実というのは実に過酷で、あわほには仕事能力自体が(器質的に)大いに欠落していたんだ。30歳になるまではその主たる原因(発達障害)すら分からず、毎日毎日虚無な過食と惰眠を貪るだけの生活を何年間も続け、時にはゲロを吐きまくったり、人格破綻者さながらの凄まじい暴れ方をしていたんだ。主たる原因(発達障害)が判明した後でも、母親の収入や待遇に終始囚われ続けているのは相変わらずで、抑鬱状態は今なお続いているんだよ」と。
このように父親の年収や待遇面に極度のコンプレックスを抱く一方で、おそらく次のような何とも言いようもない疑問や違和感や不安が、彼らの頭の中を四六時中彷徨っていることでありましょう。
「確かに自分は父親が働いてくれていたおかげで、衣食住も確保できたし学校へも行けた。父親は自分たち家族のために一生懸命働いてくれたと思う。でも、俺はどうしてもこう思わずにはいられないんだ。(一生懸命働いて家族を養っていくだけの人生って、何て虚しいんだろう)ってね。父親は働くことによって、会社でも社会でもそれなりの評価を得た。しかし、家で自分が目にする父親は、精神的に余裕がなくて何時もイライラしていて、そのイライラ感を家族にぶつけて傲慢で無神経な態度を取るか、疲労感を免罪符にして家庭の諸問題に目を背け無関心を貫き通すかの、大体どちらかだった。そして父親の一番ムカつく点は、偶然にも俺の気に食わないところを発見すると、何もかも分かってないくせに、頭ごなしに俺の事を畜生の如くなじりまくるところ。おまけに腹の虫がムズムズしていたら暴力まで奮ってくるんだから、こっちとしちゃあもうたまらないね。あのクソオヤジめが!」
そして、回想録は以下のように続く。
「かたや母親の方は、そんな父親に不満タラタラで、毎日のように俺に愚痴を垂れ流してくるわ、ヒステリーを出して喚きわまくるわで、俺はもうウンザリ!そのくせ、(アンタの生活や将来がかかっているから、ワタシは父ちゃんと離婚出来ないのよ!)って、俺の耳にもうタコができる程ほざきやがるんだ!俺の方はそんなに毎日愚痴ばっかり言っているんだったら、(早く離婚するなりして好きにしろよ!俺の方は全然構わないぜ!)と、口に出して宣言しているんだけど、母親の方はそう言ったらそう言ったで、全く聞く耳を持たないんだよ、これが、チェッ!結局のところ、俺じゃなくて、母親の方がただ父親に依存しておきたいだけなんだよ!(女なんて、何て身勝手で、自分のことしか考えない醜い生き物なんだよ、全く嫌になるよ、チェッ!)だから俺は、男以上に女のことが全く信用ならないんだよね。こういう俺はまさに女性不信っていうやつかなあ、エッヘン!」
そして、周りの人間を見渡して以下のように思う。
「世間では誰もかもが口を開けば、(やっぱり家族が一番よねえ~!)なんてほざいているけど、ちょっと話をよく聞けば、どこの家庭も程度の差こそあれ、ウチの家庭と同じで崩壊寸前じゃないか!なんか、皆がそれぞれ我慢やストレスを溜めまくって、何とか家庭を維持しているって感じ。じゃあ、一体なんのための家庭なんだか・・・。こう考えると、そんな家族のために俺があくせく働いて金を稼ぐなんて、ホントバカらしくてやってられんわ、この俺様はよ!俺様の人生は俺様だけのものに決まっているだろ、全く!」
こういう結論を一応自分なりに下したものの、以下のような深みにはまる。
「こう思う俺様は、俺様の人生に忠実でありたい。これは、俺が俺様と結んだ唯一無二の契約なのさ。でも、俺は・・・まだ・・・、自分が本当に好きで熱くなれる何かをまだ見つけられていなんだよね。だから、俺はまだニートのままで、人生迷走中なんだよね。俺のこんな高尚なる悩みを世間のサゴどもはいざ知らず、(ニート!ニート!)だなんて、口ぐちにバカにしやがって!クソ~、イラツク~!まあ世間のザコどもはどうでもいいとしても、未だに人生の手がかりすらつかめない自分に、ホント嫌気がさして日々悶々とするばかりだよ。ホントこんな俺って、一体全体どうすればいいんだろうか・・・。う~ん、出口が一向に見つからない・・・。だからと言って、自分の父親みたいな人生を歩むのは、まっぴらゴメンだし・・・」
悩める若者男子及びそのメンタリテイを共有する者たちよ、同じ悩みがあるのなら、このあわほブログにぽちっと!共感を。
追記
あわほの場合は、母親と父親の役割の逆転現象が起きておりました。
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