春になると、リンゴがパサパサとシケた感じになってきて、実に、美味しくな~い!
リンゴは特殊な発砲スチロールの箱で保存すれば、味と品質を保つことができると巷では言われているのだが、絶対にウソだ~!(注、あわほも腐ってはいないということは一応事実として認めるのだが)
リンゴといえば、どんなおバカなガキでも必ずといっていいほど知っているこの単語
皆さま、いっせいに、縦長に大きくお口を開いて~、せぇ~の、「エップゥ~ル!」
どうもご協力アリガトウゴザイマス~。
スミマセン。強引にコジつけてシマイマシタ~(ご勘弁を)
そう、今や、とぶ鳥を落とす勢いの「エップゥ~ル!」じゃなくて、「アップル コンピューター」(現、アップル インコーポレイティド)
「アップル コンピューター」の「アップル」という名前は、故スティーブ・ジョブズが大学生のころ、友人たちとともに知人のリンゴ園を手伝い、そこで一時ともに生活していたという、思い出に因んで名付けられたそうです。
しかしながら、「アップル コンピューター」(米アップル)は、ビートルズの所有する「アップル コア」(英アップル)と「アップル」という文字がたまたま重複してしまったがために、商標権の侵害にあたるとして、「アップル コア」(英アップル)から訴えられてしまいました。(これはいわゆる「アップル 対 アップル訴訟」と呼ばれる法的紛争である。1978年に勃発して、2010年11月16日にiTunes Storeにて、ビートルズの楽曲を配信することを発表し、即日配信されたことにより、事実上決着か)
もっとも、今日はパソコンとiPodなどのポータブルミュージックプレーヤーが一体化された時代でありますが、34年前の1978年当時は、両者との間に全く連携性がありませんでした。(だってそんなものなかったからね~。白黒テレビ見ている時代ですよ)
なのに、当時米アップルがコンピューター業界で一躍有名になると、「アップル」の文字がたまたまダブるというだけで英アップルが、業種もデザインロゴも下に続く文字も全く違う米アップルを訴えてきたというのは、あわほ的感覚からすれば、何となく腑に落ちない変なハナシだなというか・・・・・チョーオカシイ話じゃあ~りませんか!
これって・・・・・もし仮に(注、あくまで例え話ですよ~)ワープロソフトの「一太郎」の創業者夫妻が、リンゴ農家を営なんでおり、なおかつ、米アップルなるものが存在していなかったのなら、「そうだ、うちはリンゴ農家だから、うちのワープロソフトの名前は、アップルとしようではないか!」なんてハナシもありえたのかもしれません。
リンゴ園というのは、地球上のやや気温が低めの温帯地域であれば、どこにでも存在するという非常にありふれた存在であります。
日本のリンゴの名産地をざっと思い浮かべてみても、青森、長野、岩手、秋田、福島ect.....。
リンゴ商品となると、アップルパイ、アップルティ、アップルジャム、アップルパン、アップルシールドect.....と、もう数に限りなく存在します。(もう多すぎて例をあげるだけでも面倒クサ~イ!)
なのに、アップル・コア様は、「ビートルズ」という偉大かつ巨大な看板をおさげになって、ちょっとでもほかの「アップル」という文字が目に入るや否や、敏腕かつ超高額な弁護士の先生方をお雇いになり、総コウゲキをしかけ、おまけに多額の賠償金を請求してこられます。(自分たちは、何十年にもわたりビリオネアーでありつづけるのにもかかわらずだ!とはいいつつ、60年代生まれじゃないくせに、ビートルズの曲にノスタルジーを感じてしまう自分が情けない・・・・・)
アップル(リンゴ)の世界的な名産地の数・生産量・商品品目の多さに鑑みれば、もはや「アップル」などという名称は、人類共通の公共物のようにあわほには思えるのですが、皆さまのご意見は如何なものなのでしょうか?
ちょっと脇道にそれる感じにはなりますが、いま巷にあふれかえっているアス関連本の類なんぞは、文庫本であろうが、医者の書いた本であろうが、論文であろうが、アス特性のこだわりは社会不適応の最たる証であり、なおかつ改善すべきものであると、異口同音に主張しております。
ああ~、認めますとも!我々発達障害者は、変人だと人から思われるような自閉的なこだわりにより社会的支障をきたし、日常生活においても社会生活においても、あっちこっちでモロつまずきまくって、すご~くイタイ目に遭っておりますとも!「改善すべき!」とおっしゃられるのも、ごもっとも!
でも、「アップル」だか「リンゴ」だか知らないが、そんな幼稚園児にでも思いつくような単語をただ単に真っ先に思いついたからと言って、「ほかのヤツは訴えてやる!」と得意げに言い放ち、その主張が世間にいとも簡単にまかり通ってしまうのは、超オカシ~イ!
どんな本や論文の類も、アス特性のこだわりに対する批判はすれど、一般人のチンケかつ傲慢なこだわりに対する批判は、殆んど皆無でゴザイマス~!
比して、アス特性のこだわりは、内なるフェチズムであり物の形状・音・視界などという、究めてオタッキーかつデリケートなこだわりなのであります。
お金に関しましても、何十億円という金額にはほど遠く、ミネラルウォーターや缶コーヒーの10円や20円程度の差額が非常に気になって、ただ日々モンモンとしているだけなのであります。
それは、お金というよりはむしろ、ただ単に微々たる価格変動に頭がついていかぬ故に、脳の安定性が乱れて不安になる。ただ、それだけのハナシであります。
結論的にいいますと、一般人のこだわりはちょっとした他者との利害関係に基づく要因が強く、かたや、アス特性によるこだわりは自己完結的な色合いがやや強いといえるでしょう。
だとしたら、「本当の意味で改善しなければならないのは、どっちだ~!」と、あわほは声を大にして、叫びたいのであります。(負け犬の遠吠えなるか?)
但し、世の中には同業者の同じ製品を故意にワザと真似るという不届きな輩もいて、そのような件においては、あわほも明らかにタチの悪いルール違反だと思う次第であります。
例えば、ホンダが、「HONDA」と一文字違いの「HONGDA」を名乗り偽造品もどきのオートバイを製造販売していた重慶企業を訴えて勝訴した2010年の判決は、「ザマーミヤガレ!」であります。(なせかこーいうときだけ正義の味方ぶるわけのわからない私あわほ)
もっとも、アップル・コアに見受けられるような権利(ざっくりといえば知的所有権)の金銭がらみの執拗な主張も、ここ最近のネット文化や時代の移り変わりにより、変化して来つつあるようです。
近ごろ、最新の科学や数学などに関するテーマを、ネット上で皆で温め合って展開していくというケースも増えつつあるみたいです。
まあ、それはそれで協調性のない我々アスにとっては相当大変なことなのですが・・・・・。(でも、その中にうまく入り込むことが出来れば、きっと楽しいとあわほは思う)
ビバ!必要最低限の忍耐と協調性!
(注・アップルに関する記述は主に「スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ」(ウォルター・アイザックソン著)を参考にしました。
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