ちょっとこれって、エロくない～？

２０１３年２月１０日(日)


昨日は近くの魚卸し売り市場のオープンdayなので寒さをガマンして、朝からせっせと自転車をこいで出かけました。

でも、ここは寒さと朝にめっぽう弱い私あわほ。

市場に到着したのは１０時半過ぎで、殆んどの魚は売り切れで、もう大半の店は帰り支度を始めておりました。

そんな中まだ売れ残っていたムール貝が、ぱっと目に飛び込んできました。

「う～ん、食べたいな～。しかし、一昨日あさりのスパゲティを食べたばかりだから、どうしょうかあ・・・。同じ貝には違いないし・・・」って、ひとりムール貝の前でウンウンうなっておりました。

その横には２５００円の値札が付いた、何だか得体のしれない亀のような生物が、網に入れられてうごめいておりました。

あわほは小学生の頃担任に背中に亀を押し付けられて以来、亀が大の苦手なので、反射的に目をそむけ下を向いて、ムール貝のことばかりを考えておりました。

そうこうしているうちに、シックな装いでおまけに巻髪までよく似合う、どことなく色めかしいアラサーぐらいのお姉サンがやって来ました。

店員のオジサンはばっと目を輝かせ、積極的にそのお姉サンに営業をかけ始めました（あわほの事なんか透明人間の如く無視していたくせに！）

調子づいた店員のオジサンは、袋に沢山ムール貝を入れ、お姉サンに目を釘付けしたまま、「これだけ入って６００円よ！」と、アピール！

「じゃあ、いただくわ！」と、お姉サン。

「こっちもそれが欲しいなあ～」と、言いかけたあわほは完全無視で、店員のオジサンはお姉サンに横にあるあの２５００円の得体の知れない生物もアピール！

「これ、すっぽん！外で食べたら高いけど、原価ならこれぐらいの値段で買えるよ。調理もするから、これも買っていけば～」と、ハイテンションで嬉しそうな店員のオジサン。

「じゃあ、珍しいからこれもいただくわ」と、目を輝かせながら、暫し店員のオジサンと見つめ合うお姉サン。

かようなちょいラブモードの会話の傍らで、食べたことのないすっぽんについて独り考えを巡らせるあわほ。

「このクサガメぐらいの大きさのすっぽんの甲羅を取ったら、殆んど食べるところがナイかも」と、脳内ですっぽんを解体するあわほ。

二人で食べるのだったら最低でも２匹は必要そうだから、５０００円はするな。高～い！おまけにすっぽんは滋養強壮力があるから、キツ過ぎて腹を壊してしまうかも・・・。だったら、すっぽんは潔く諦めよう。それよりも、ムール貝欲し～い！」

そんなあわほのニーズなんか全く意に介してくれそうな状況ではなかったので、諦めてその場所を立ち去り、別の店にかろうじて残っていた腹のぷくぷくしたタチウオを何とかゲット！

その後もう一度ムール貝を求めて同じ場所に戻ったのですが、時すでに遅しで、すっぽんごと消滅しておりました。

で、家に帰ってすぐさま例のタチウオを期待を抱きつつさばいてみると、ぷくぷくしたその腹は見事なまでの空洞で、ちっちゃな内臓物しか入ってなかったのであります（注・後から考えるとタチウオの旬は夏から秋であった）

内臓物を取った後のタチウオはまるで、干からびたあわほそっくりの干物女なのでありました（哀）

それでメラメラした怒りがこみ上がって来てブチギレ、市場での事の次第を夫とオカメインコ相手に一方的に愚痴りまくる。

そしてすっぽんの話をしている最中に、あわほははある重要なキーワードを見落としている事に、ようやく気付いたのでありました。

すっぽんを語る際に重要なのは、「解体」ではなく「滋養強壮力」であると！

「だから、あの店員のオジサンと色っぽいお姉サンの間には終始、えも言われぬエロっぽいオーラが漂っていたんだな～！」と、妙に大納得！

この事で悦に入り、「これはエロだ！」「エロだ！」「エロだ～！」と、アスペ的に連呼しまくり、夫どころかオカメインコまで唖然とさせてしまうアスペなあわほ。

もっとも、すっぽんは一度人間の指を咬んだら、しつこくて放さない事で有名でありますが、あわほもすっぽんの被害を被ったせいで、しつこい連呼が止まらなくなったのでありました。

「ちょっと待てよ、あわほ君！毎回毎回ポチポチ言っている時点で、既にすっぽんは並みのしつこさなんだよね～！」と、つっこみ及び皮肉のある方は、ポチッと、再度つっこみを宜しくお願いします。

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