発達障害である"あわほ"が、日々の思いや過去の出来事から考えたことをつづります。同居人であるオカメインコ♂の"のぶりん"も時々登場します。 当ブログはリンクフリーです。
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2013年1月22日(火)
「ゆとり世代には、どうしてボクがこんな仕事をしなきゃあならないんですか、ってな事を平気で口にするような奴が結構いるんですよ~!」
これはうちの夫が社内の新人育成セミナーに参加した時に、講師の方がおっしゃっていた発言らしい。
この発言を耳にした時、夫は「これって、アスじゃん!」って、心の中で大笑いしたとの事。
あわほは、「逆にアスだったら、こんな明らかにアスを匂わせるような発言絶対にしねえよ~!」って、思いっきりツッコミを入れた(「アスをなめるんじゃねえよ!」byあわほ)
幸い夫は自分の部署にはゆとり世代がひとりもいないので、まだお気楽なものであるのだが・・・。
「最近ではある意味定型が発達障害者以上にアスペ化しているのではないか?」と、ネットなどを見ていて思うことがよくあります。
もっとも定型は発達障害者とは異なり、「普通の人が普通に出来る事が出来なくて浮きまくる」という症状はない。
なのに、途中で嫌気がさして就活を断念するないし就職に失敗してニートになるわ、新卒採用の約3分の1が3年以内に会社を辞めるなどという、アスペ君と同じような現象が定型諸君にも数多く起こっているのであります。
そしてネット上よく見かける彼らの愚痴は、「親や世間の価値観を信じてイイ大学に行き就職したのだけど、会社に入ってもお先真っ暗で、何一つとしてイイ事がないので辞めた」「会社勤めなんか自分の性に全く合わないから辞めた」「自分が夢中になれる事が会社の中では全く見出せないから辞めた」「就活してても何だか煮え切らないからはじめからリタイヤした」ect...
上記の発言と行動だけを見ると(注・日常生活における立ち振る舞い方を除く)、「君たち!アスペ以上にアスペだよ~!」というのが、アスペオババあわほの卒直な感想である。
そして彼らの苦痛の根源は、「小さい頃から敷かれたレールの上のみを歩いてきたから、頭では分かっていても上手く思考を転換する事が出来ない。こんな会社も辞めて八方ふさがりな状況じゃほんとはスモールビジネスでも始めてお小遣いぐらいは自分で稼がなきゃいけないんだけども・・・。でも、今日まで自分で起業する事を一切学んでこなかったから、自分ではこの先どうしてお金を稼いで生きていったらいいのかなんて全然分からない。だからといって、会社で働くのは金輪際ゴメンだ!え~い、こうなったら、引きこもって惰眠を思い存分むさぼってやる!」という事らしい。
まああわほ自身も20代はず~っとこんな感じだったので、ひとの事はとやかく言えません。
ただ残念なのは、定型で頭も優秀な彼らが行き場を失くし、鬱になりず~っと家に引きこもってばかりいることです。
ちょっとシビアな言い方をすれば、彼らが子どもの頃から親や教師や周りの期待に応えようと、我慢に我慢を重ね、努力に努力を重ね積み上げてきたものが、20代半ばにしてゼロになってしまったいう事ですよね。
ゼロになってしまったらそれはそれで気持ちがスッキリして、新しい事が始められる心境になれば問題はないのですが、殆んどの人たちはどうやら、「自殺してやる!」「自分なんか消えていなくなってしまえばいいのに!」だなんて、アスペチックに思っているみたいです。
こうなってしまうのも、学校教育の目的が社畜養成一点のみ絞られ、他の社会に役立つスキルやノウハウを教えるのを完全に放棄しているためだと思われます。
もっともだだそれらを教えるのを放棄しているだけならまだ害が少ないと言えるのですが、学校という場所は完全管理教育なので、真理をズバッと突く考え方や脇道にそれる考え方や本当の意味での合理性などというのを悉く排除します。
こんな徹底した管理教育を施されると、将来小さいながらも起業して何とかやっていこうという考えなど、こっぱ微塵に吹き飛ばされてしまいます。
それでも学校教育の先にある社畜養成所が健全に作用していれば多くの人間は助かるのですが、この先そうではないから問題なのです。
だったら、学校で不適応を起こした場合は、もう学校なんかへ無理して行かずに、家庭内学習で必要最低限の教養だけはしっかりと身につけ、後は将来のビジネスにつながるように、思考錯誤と創意工夫を重ねつつ地道に自らの課題に取り組めばいいのです。
しかしながら、学校から離れて家で勉強することは、子どもの方は孤独に耐える覚悟と気合と継続力、親の方には精神的に子どもを支え続ける忍耐力とサポート力が必要となり、中々口で言うほど簡単にはいかないものではありますが。
それでも無理に無理を重ねて学校へ行き続けたのに、20代半ばでゼロに逆戻りして身動きが全くとれなくなってしまうよりは個人的にはマシな感じがします。
漫画で言うと、ジャンプお抱えの有名漫画家になるためには傑出した才能が必要ですが、エッセイ漫画にはゴミ箱送りのとんでもなくしょうもない代物が多いのもまた事実です。
絵が超得意で漫画大好きな子であれば、何とか自活出来るぐらいの原稿料を稼ぐことも、一点豪華主義の努力を重ねれば、そうそう夢ではないかもしれませんね。
このような現状を踏まえ、本日は「もう無理して学校へ行く必要はないんじゃない!」運動を展開します。皆さまポチッ!と賛同ボタンを宜しくお願いしま~す!
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