2012年12月5日(水)
最近もっぱら衆議院の解散・総選挙の話題でマスコミ各社は盛り上がっているようでありまする。
福岡の繁華街・天神でも夜に選挙演説なるものをしていて、結構人が集まっていたので、「う・・・ん、世間一般では全く政治に関心のない私あわほと違って、みんなそれなりには政治に関心があるみたいですのう。ネットの話題でも多いし・・・」などと思い感心しておりました(それよりこっちはタイムセールに遅れる~!ちょっとどいてクンチョ!)
しか~し!昨日の昼銭湯へ行ってサウナに入る(午後4時まで400円デー)と、
「シラ・・・」
この日サウナにはあわほ同様ヒマをもてあましていると思しき50代前後の横綱及び小結級のデブオバサン達が、どこからともなく自然発生的にこの場所に集まってきました(400円に釣られて)
サウナの中央にはデカイTV(注、サウナからは操作不能)があって、そこに入り浸っている約10人ほどのデブオバサン達は皆「おせち特集」を見るなり画面に釘付けになり、楽しそうに「黒豆は~」などと言い合っておりました。
もっともこれまでのあわほデーターによると、牛肉のステーキ・スイーツ・衣服の箱詰めセールなんかも非常に大好評でありまする(ステーキ肉に釘付けになる早さは忍者級!)
「おせち特集」が終わり、選挙の話題になり、政治家が次々に画面登場しマニフェストを喋り出すと、周りの空気は一変し、皆明らかに「ダリ~イ」モードに!(なんか急にうつむきだしたし・・・)
知り合いと思しき2人組のオバサン達は、どのテーマになっても(原発・TPP・子ども手当など)、「興味ないわ~!」「選挙なんていかんし!」「政治家なんて全く信頼出来ないし!」と、不満タラタラ(怒)!(「早く画面変われよ~!」ってなやつですね)
あわほはオバサン達がチンケな自論を振りかざして何かブーブー言ってくれるかとちょっとばかし期待していたのだけど全くその気配なし!(残念!)
あわほの方は特に共感できるマニフェストなど一切なかったのですが、代わりに鈴木宗男のタコ踊りのようなしぐさや動作を面白可笑しく観賞しておりました(宗男クンは見ていて飽きない)
結論的に言うと、街頭演説に耳を傾けている方がちょっとばかし珍しいタイプで、「さほど選挙なんかに興味はない」というのがやや一般的な意見ではないかと・・・。
政治家たちのマニフェストというのは概して原発ゼロ・TPP加盟反対(注・TPPに関しては橋下や外添は例外的に推進派ぽい)・子ども手当の支給などと概して社会主義経済っぽい。
社会主義経済的な発想(国家の保護を手厚くする発想)は如何にもオバサン達に受けそうな感じなのに、
「シラ・・・」
そんなオバサン達の一人はこの前銭湯に来た時にあわほにこう言った。
「うちの長男(30代前半)は新卒で就職浪人しちゃって当時は結構大変だったのよ。次男の方は専門学校卒で働きだして3年目なのだけど、去年はボーナスゼロ円で今年は雀の涙ほど。息子たちの周りや友達はフリーターや派遣社員ばかりだし。この先どうなるのやら・・・」(トホホホ・・・)
また別のオバサンはあわほに以下のようにぼやいた。
「まだ家にいる30代後半の娘が赤坂(福岡)のデサイン事務所でデザイナーの仕事(正社員)を長年しているのだけど、未だに給料が手取りで18万円ほど。しかも仕事終わるのが夜の2時ぐらいで残業代なし。ちょっと待遇酷いと思わない?」(トホホホ・・・)
オバサン達の息子さんや娘さん達はダメダメニートのあわほとは違い、かなりしっかりしていそうなのだが、それでも先行きが不安である事には変わりはない。
おまけにオバサン達は自分自身の老後の事もかなり不安で心配であるに違いない。
それにもかかわらず、「社会主義経済的なマニフェストを唱え続ける政治家なんぞ一切信用できぬ!」と、きている。
この調子なら現実的な資本主義経済論者の意見をわざわざ借りなくても、自然と世の中はその方向へ向かいそうである(小さな政府)
しか~し!そのためには将来においてこれ以上就職や就労で痛い目に遭う若者を減らすべく、抜本的な教育システムの改革が必要なのではないか(土曜授業を復活させるとか英語の授業を甘ちょろくやるという程度のハナシではなくて・・・)
少なくとも学校教育の隠れたる最重要課題が「イジメられないように嫌われないように空気を読みながら波風立てることなく無難にやり過ごす!」では何ともならないんだよ、「この部分をまず意識して変えないことには政府の大小を問わずこの国は沈没してしまう」、とお思いの方は警告ボタンをポチッと!
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