ここ1カ月ぐらい前から、朝8時過ぎになると、近くの工事現場からドタンバタンと物騒がしい音が聞こえてきて、「チョ~、ウルサイ~!」のでございます。(睡眠障害のあわほにとっては迷惑このうえナイ!おまけにのぶりん(♂)の日光浴も思うように出来ないし・・・・・)
そういえば、昨年の東日本大震災により倒壊した家屋のガレキの山は、未だ全国の住民から受け入れ拒否状態にあり、今後どうなっていくのでしょうか?
あわほはティーンエイジャーのとき、実家のほうで阪神大震災を経験しました。
幸いにも、家屋は倒壊せず、家中の家具や物がグチャグチャに損壊する程度で済みました。(ただし、水槽が震災によるダメージを受け、金魚が全部死んでしまったのは悲しかった)
けれど、ベランダの窓から外を見渡すと、いつも見なれた小さな山が炎上しており、家から一歩外へ出れば、辺り一面がガレキの山と化しており、点在する軒並びの長屋群は、ドミノ式に倒壊し、そのうえ火にさらされ炎上しておりました。
このような惨劇を目の当たりにすると、神経が妙な具合に覚醒し、かえって現実感が失われ、特撮映画を間近で見ているかのような、奇妙な麻痺状態に陥ってしまいました。
阪神大震災のときは、幸い放射能の問題は生じず、ガレキの山は無事に他の自治体にも回収されたのですが、東日本大震災においては、もう一年以上経つというのに、依然として受け入れ拒否状態にあります。
反対住民の声は、「うちの子が放射能で被爆したら、どうしてくれるんだ!」であります。
近隣住民はおろか被災地から遠く離れた地域でも、親御さんたちはヒン曲がっていて、タチの悪い無知なるオタク精神をここぞとばかりに発揮し、毎日毎日自分の子供たちにシーベルト測定器なるものをあてがって、チマチマとミジンコほどの大きさの数値(この言い方はちょっぴり大げさかも)を懸命に測っているのであります。
長年にわたり検証済の、膨大な数におよぶ科学的データーによりますと、年合計100ミリシーベルト以下の被爆では、殆ど何の健康上の害も無いと考えられています。(なのに、政府は福島県飯館村が福島第1原発の半径20キロメートル以内に入っていないのにもかかわらず、年間20ミリシーベルト以上(100ミリシーベルトの約5分の1)の予測基準値を想定して、住民を立ち退かせようとしたことがおりました。実際には、放射線による害よりも、立ち退きによる精神的健康的な害の方がはるかに多いのにもかかわらず)
もっとも我々は、自然界に飛び交っている放射線(宇宙や大地などのエナジー)により、年合計2・4ミリシーベルトほど自然に被爆しております。しかも、自然放射線量が高いブラジルのガラパリでは年間10ミリシーベルト程度、インドのケララ地方では年間70ミリシーベルト程度、という高い数値が出ております。
昨年の7月には、高濃度の放射性セシウムを浴びた藁を食べた牛の肉が出荷されたため、大騒動がおこりました。
検出結果によると、たったの2・4ミリシーベルト!全くハナシにもならないくらいどうでもいい数値であります!
もとより人類を含む生物の体にも、海藻類などの食べ物にも放射性物質が含まれており、また生物自体も多少の放射線に対する自己修復機能を兼ね備えております。
チェルノブイリの原発事故により明らかになったのは、事故直後に高濃度に汚染された事故周辺部の農産物を摂取しない限り、ほぼ全ての健康被害は回避できるということです。
事故直後の農産物に含まれる放射性ヨウ素は、半減期が8日と短く、事故後数カ月すると殆ど消えるとの事。したがって、牛肉騒動はその時点で震災後3カ月ほど経っているので全く無意味であったことになります。(注、以上の放射線の知識部分については、「反原発」の不都合な真実(藤沢数希著)を主に参考にしました)
牛肉騒動と時を同じくして、関西にある近くのスーパーで(当時あわほは関西在住)福島県産の大きくてとてもおいしそうな桃が100円(105円じゃないよ)で売られていましたが、何日経っても売れている形跡はありませんでした。
もっとすごいのは、東日本大震災から3日後、のぶりん(♂)が愛飲している「サントリーの天然水奥大山」を買おうと近くのジャパンに行ったのですが、関西地域であるのにもかからず1本もございません~!(通常は78円で山ほど山積みされているのに!天然水だけでいつも15種類以上あったのに!懐中電灯は言うまでもなく存在せず)
かろうじてその場に残っているのは、「六甲のおいしい水」数本のみ!
あわほは迷いました。
「六甲のおいしい水」は硬度が32mg/Lと、「サントリーの天然水奥大山」の22mg/Lに比べ、やや高い数値なので、のぶりん(♂)の90gしかない超軽量級の体には、いささか重すぎるかなあと・・・・・。
すこし迷ったあげくそれを購入し、その後は硬度の低い水を求めるべく、近くのスーパーをグルグルと毎日のように徘徊しておりました。
結局どこもかしこもミネラルウォーターは(よくわからぬ高額商品を除いては)品薄状態が続いたため、1カ月半ほどのぶりん(♂)には水道の水で我慢してもらう日が多くなりました。
東日本大震災に関してテレビ・マスコミ・世論は相変わらず支援!支援!支援!家族の絆!絆!絆!でございますが、ちょっとでも自分に害がふりかかりそうな状況になれば、世間様はすぐに排除(ガレキ拒否・農産物不買)と囲い込み(食品・懐中電灯)でございます。
それでいて、セーラー服を着たキュートな女子高生の募金箱に、ちゃりっと10円玉を放りこむことで、善人になった気分でおいでです。
あわほが阪神大震災で被災した時の話に戻りますと、当時被害があまり深刻でない地域に住んでいた、かっての友人のひとりは、「震災で大変なおもいをしてるんだね」と、こっちが頼みもしないのに、繰り返しお悔やみの言葉を、さも同情しているかのような口振りで話してきました。
それから数日して彼女と会うことになったのですが、待ち合わせ当日、あわほの乗った臨時バス(電車は震災のため途中から不通)が大幅に遅れ、その影響で30分ほど遅刻してしまいました。
そのことで、彼女は怒りを大爆発させて私をののしりまくり、おまけに、「モスバーガーで何かおごれ!」と言って、バーガー・ポテト・ジュースを容赦なくおごらせて、終始こちらに対して暴君のごとき横柄な態度をふるうのでありました。(思い出しただけで超ムカツク!)
彼女は被災地を電車やバスを乗り継いで行く苦痛も、被災地の光景を目の当たりにする心境をも、全く想像だにできないのであります。(注、彼女は暴君ではあるが定型である)
彼女はただ口先だけで安っぽい同情をさも深刻げに述べるだけで善人気分に浸っていられる、だだの無感覚かつ無自覚な傲慢ヤローです。
今回の震災でもあわほは、そんな彼女のお仲間みたいな定型発達偽善ヤローが、世間にはいかに大勢いるのかを、改めて思い知らされた次第であります。
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