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発達障害あわほの日記

発達障害である"あわほ"が、日々の思いや過去の出来事から考えたことをつづります。同居人であるオカメインコ♂の"のぶりん"も時々登場します。 当ブログはリンクフリーです。

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「過保護」なのは別に問題ないと思うんだけど、子どもの「心配」ばかりしている親は毒親だ

2013年12月21日(土)



あわほの大学時代の数少ない友人やハナシが面白いと思う知人は、あわほ同様あまり積極的にバイトをしていなかった。




言うまでもなく彼(女)たち主な収入源は、バイトで稼いだお金ではなく、大学生になっても親のお財布。




そんな彼(女)たちも、あわほともう1人の男子(F君)を除いては、みな卒業後(院卒者含む)厳しい中ちゃんと就職をして、仕事も順調みたいである(まあ、出産を機に仕事を辞めたコもいるのではありますが)。


もっとも今となっては、うちの夫以外全員疎遠になってしまった。




が、彼(女)たちからあわほが得た教訓は、「20歳を超えても親の細~いスネをチマチマかじる学生ニート生活をしていたとしても、それが即社会人不適格に結びつくワケではない」ということ。


まあ、20歳を超えても親のスネ(大小の違い若干あれど)を堂々とかじっていると、世間一般では親も子も「過保護だ~!」とモロ罵られてしまうものなのですが、何ら問題なく社会人をしている彼(女)たちの現状をみると、「過保護 = 社会不適者になる」の公式は不成立だと言えるでありしょう。


ーー




しかしながら、”過剰な心配症”及び”自立の鬼”と化している親に育てられた子どもは、どうも社会人としての能力や適性が育まれてないように思えます。





前出のF君は、両親共働きで経済的な余裕もあってか、学生時代一切バイトをしていませんでした(その分、家でせっせと家事はしていたみたいではあるが)




この学生ニートぶりは、あわほの友人やハナシの合う知人たちと似たり寄ったり。




ちょっとした違いといえば、F君がごく普通の標準的な学生たちよりも、やや不器用で融通が利きにくい性質を持っていたという点(F君は一応定型で、曲がりなりにもイジメられず学校生活を送ってたらしい)。




本人から聞いたハナシによると、かようなF君の気質ゆえに、”どうやらご両親とも過剰な心配をF君に対してしていた”とのこと。




言うなればF君は、”箱入り娘”ならぬ“箱入り息子”。




F君の両親:「どうせバイトやってもオマエは不器用でつまずくだけだから、止めときなさい!」


F君:「うん」




子どもの頃から万事こんな調子だったらしい。




だからなのか、F君は自分のアタマでものを考え、失敗しても再度挑戦する姿勢や気概が完全に欠落していた。




F君の口からは、全くと言っていいほど面白いハナシは出て来ず、いつもどこか的外れ。




「司法試験の論文は、長く書いたら書いた分だけ点数が上がるんだろ」ってなことを、何の疑いもなく平気で口にする始末。




F君の親も親で、「このコは勉強だけはちょっとばかし得意なんだから、勉強して弁護士にでもなりなさい!」って、”過剰な心配性”と”過大評価”がコラボした感じ。



結果、F君は院試にも司法試験にもアッサリと落ち、年賀状から察するに、長年慢性的なニート生活を送っているご様子(ザ・ニート仲間)。






に、比べ、就職戦線を勝ち抜き今現在でもちゃんと社会人生活を送っていると思しき彼(女)たちは、小さい頃から親からあまり余計な口出しも心配もされず、のびのび育った感じ。




たぶんあわほの思うに、彼(女)らとその親たちの間には、口に出して色んなことをグダグダ言わなくても通じ合っているという”暗黙の了解や駆け引き”ってのが、つねに存在していた」んじゃないかな。






言うなれば、「口に出さずして、互いに心の中で終始ソロバンをはじき合いながら、相手に対する”要求”と”期待”の絶妙な駆け引き。時に、アンバランスになったり計算間違いだったりするんだけど、悪知恵には悪知恵で対抗することにより、見事問題をクリア! ”ちょろまかす”とも言う




そんな養育環境のなせる業か、彼(女)たちは気質的には結構不器用でノロマな点も多いんだけど(”調理実習では皿洗いばかりさせられてました~!”みたいな)、ホンネを喋らせば「えっ~! こんなところまで注意を払ってよく見て、深く考えて行動していたの~!」って、こっちが驚かせられることが多かった。






こういう類の術数や策略に長けた能力って、「親が子に対して”心配過剰”や”自立の鬼”のあまり、無闇矢鱈と指示や指図を出しまくっているようじゃ、なかなか身に付かない」
んじゃないかな(今の時代”ハード”だけでなく、”ソフト”も強く求められる時代だしね)。







ーーーーーーーー「脱ニート完全マニュアル」(地雷屋 著. p,21より一部抜粋引用)




心配って言葉は、自信や信頼の対義語と言ってもいいくらいの危険な言葉です。心配する気持ちは、あればあるほどいいってもんじゃないですよ。危機感と一緒でね。ありすぎるくらいなら、いっそ0(ゼロ)のほうがマシです。自分の将来を不安視している自信満々な人っていますか?
いないっすよね。自信を持つためには、過度の心配は邪魔なんですよ。



特に子どもの場合は、自信を持とうとしても、周りが「心配で心配で」とか言ってきたら、影響されて心配になっちゃいますよね。そしたら、自信なんて持てない。自信を持ってなかったら行動なんてできない。なので、心配してくれる親が、必ずしも子どもにとってありがたい存在じゃないってこと、わかってもらえたでしょうか。




ーーーーーーーーーーーー引用抜粋終わりーーーーーーーーー




本日のあわほの結論:過保護は別に子どもを殺さないが、”過剰な心配”や”自立の鬼”は、ぽちっと 子どもを殺す。

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あわほ
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新しく短文のパーソナルブログ「あわほのグチ&くだらない日常 withのぶりん」をはじめました。上記のリンクからご覧ください。

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