2013年5月19日(日)
昨日2週間かけてやっとの思いで、オトナ借りした文化系スポ根漫画「BAKUNAN」(原作大場つぐみ、作画小畑健・集英社)の8巻~20巻を読了した、LD丸出しのあわほです。
なんせ読むスピードが超のろく、漫画1冊につき3時間以上もかかってしまうので、体力と視神経をムダに消耗してしまい、丸2週間激しい頭痛と体調不良、読んでも読んでもなかなか先へ進まないという重度のストレスに苛まれ、自虐的地獄キーな日々を送っていた次第ではありますが。
しかしながら、このような苦行をしてまでも途中で読むのをギブしなかったのは、内容が面白く、また超お気に入りキャラから目が離せなかったからでもあります。
それで、このあわほの超お気に入りキャラというのは、平丸一也。
平丸は主人公のライバルのひとりの漫画家。「とかく働くのがイヤイヤで脱サラ。漫画家になってからも、脱力ぶり・無気力ぶり・サボリ癖は筋金入り。編集者である吉田にエサをまかれたり、また吉田の戦略に騙されたりしないと、原稿をUP出来ないという、ダメ男キャラ」
このような平丸の漫画家としての特性は、
「ネガティブな気持ちにならないと、全くネタが思い浮かばないという事」(だから吉田は、毎回ありとあらゆる手段を駆使して、平丸をネガティブな気持ちにさせるのである。平丸の作品もナガティブ度100%がウリ!)
リアルでは、作家の岩下志摩子が、昔インタビューで「ちょっと不幸ぐらいの方がいい」発言をしたり、同じく作家の北杜夫が、「躁のときは書いても書いても原稿をボツにされまくるけど、鬱のときは殆んど枚数を書かなくてもすんなりと原稿が通ってしまう」ってなことを、ずいぶん昔エッセイに書いておりました(ネガティブ万歳!byあわほ)
もっとも、世の中の大きな流れにおいては、平丸のようなネガティブ思考とは正反対の、「いかに幸福になるのか」ばかりに焦点が当てられております。
その際キーワードになるのが、「自己肯定力」「ポジティブシンキング」
う・・・ん、でも、これって、全くこのあわほの感覚にマッチしてなかったから、以前何度試してもイタイ失敗ばかり繰り返して来たんだよね・・・(ひと言でいうと、「お気楽モードー躁転」による大きな過ち)
かたや、ネガティブ思考はそういった過失が起こりにくく、なおかつ、マックスまでいく過程で、今まで考えたことのない様々な視点や洞察力を提供してくれるんだよね(ウジャウジャグチュグチュしているうちに、勝手に玉石混合の色々なものが溢れ出してくるって感じ)
平丸も、超ネガティブモードのときに浮かんでくるアイデアをメモしまくっております(苦笑)
あわほもチンケなアイデアながら、こういう時に浮かんでくるアイデアをブログのために、時折メモしています(まああわほの場合は文章力も欠如しているのでいいものにはなりえませんが)
それに、ネガティブ思考ってものは、ナルシズムゆえに、自ずからどこかで必ず歯止めがかかってしまうんだよね(注、自殺する行為は、ネガティブとは似て非なる「自己に対する攻撃性の問題」であると、あわほは思っております)
例えば、「他人が自分のことを嫌っていることについて考察する場合」、辛すぎて、どんな悪口を陰で叩かれているかを、到底一字一句正確にイメージし切れないし、そうすることを脳自体が拒んでしまう。
だから、人間どこまでいってもっていうか、死ぬまでネガティブを極め切れないので、かくなる所以は、ちょっとずつネガティブの力を利用して、くだらない思考ゲームでも人生の暇つぶしとして、大いに楽しもうじゃあ~りませんか!
世の類稀なるネガティバー諸君、「ぼちっと!」その存在をこのあわほに示して下さいませ(さすがにひとりじゃあ生存がキツイので・・・)
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