2014年3月4日(火)
どうも、生理前は激しい頭痛・不眠・どんより鬱などの症状(月経前症候群)に悩まされているあわほです。
しかも、慢性的な生理不順なので、いつこのような症状が発症するのかは、未だ予測不能であります。
今でこそあわほは、このような状態に陥ると、男子も多数参加しているアスペカテで、いち生理前イライラ女(BBAともいう)の典型よろしく、「ゲ~ッ~、頭痛だ~。眠れない。激ウツでいつにもに増して、このポンコツ頭が言うことをきかねえ~」などと、ひとりわめき散らしているのでございますが...。
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でも、あわほ、昔はこんな生理前イライラ女ではなく、逆に生理前になると、感情を極限まで抑制する非常におしとやかなガールだったのですよ。(オーホッホッホホ)。
なんせ、うちの父親ときたら、このあわほが「女には生理というものが存在する」という知識を身につけたと思われる小学校高学年ごろから、毎晩毎晩(母親のいない2人っきりの)食卓で、以下のようなスーパー男尊女卑発言を、壊れたテーブレコーダよろしく何度も何度も繰り返すのですから。
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「女が無能でバカで感情的なのは、生理というものがあるからだ」
「ウチで料理をつくるのは圧倒的に女の方が多いけど、やつらの料理の味がいつも狂ってて安定しないのも、生理があるからだ。だから、女で一流料理人になる人は、世の中に殆んど存在しないんだよ」
「ヒステリーで感情的だから、女は社会で上の地位までゆけない。そんなバカで無能で感情的な生物である女に、昇進のチャンスを与えてやる男なんかいないんだよ。もっとも、この俺様はとても寛容で心の広い男だから、社内で唯一女の部下を昇進させてやったんだよ。まあ、その彼女も女であるがゆえに、バカで無能なのは、他の女どもとあまり変わらないんだかね。わーはっはっはっはっ」
「オマエの母親は、ヒステリー感情的バカ女の典型だ。やつのおふくろや妹(注・あわほのアスペ叔母のこと)なんてのも、その類の女だ。アマエの母親の家系の女ってのは、揃いも揃って狂ったキ○ガイだらけだ」
「オマエもその血を引いているから、キイキイ喚くキ○ガイだ」
「そんなクソ女どもの中から抜け出したけりゃ、”鉄の女と呼ばれるサッチャーのような強い女になれ”。将来そうなったら、俺様はオマエのことをちゃんとした人間として扱ってやる。まあ、そうなることができるのは世界中でもごく一握りの女しかいないんだがな。わーはっはっはっはっ」
その後さらに、”どんだけオマエの母親の気が狂っているか”を、ひとり演説し続けるうちの父親。
ちゃんと話を聞かなきゃ父親は許してくれないので、夕ご飯を食べながら毎晩2時間以上その暴言に付き合うハメになったあわほ。(今思えば、あわほちゃんはホントけなげであった)。
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そんな、あわほちゃんは、中学2年の終わりごろに生理が始まった。
ショックでアタマの中が真っ白になると同時に、「この事実は、親にゼ~ッタイ隠さねばイケない!!」と、思った。
急遽、生理の付いたパンツとズボンを水で洗いながし、母親には、「寒いから、オネショした」と言い張った。
オネショは小学校に入ると殆んどすることはなかったのだが、「受験ストレスでお漏らしをした」と生理になる度ごとに、母親に見苦しいミエミエの言い訳をした。(母親は適当にうなずいて、スルー)。
こんなやりとりが、高校生で入寮するまで続いた。(寮生活を開始するにあたっては、生理準備と称してナプキンを携帯した)。
生理を(主観的には)隠し続けていたので、自分の心の声や体調の変化を感じ取るのを、完全にシャットダウンし、以前にも増して、何時いかなるときも気分や体調を一定に保とうとするあわほちゃん。
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で、寮生活では、周りの女子たちは女教師どもがイライラしているのを目にするにつけ、「あいつは、いま生理中やからイライラしているんちゃう」と、口ぐちに不快感を顕わにする毎日。
こういった外的環境の要因も加わり、ますます”女の生理”に対する強烈な生理的嫌悪感はつのる一方。
そんな愚痴る女子たちのシーツにも、生理の血が付きまくり。(ギョエ~ッ!)
さらに衝撃的だったのは、間違って洗濯物ぶくろに入っていたある先輩の寮内着に、思いっきり生理のシミが付着していたこと。(ゲボ~ッ~!)
ビジュアル面でも、”生理”に対する嫌悪感が、よりいっそう激しくなった。
無論、自分に対する”生理”もことごとく憎むようになった結果、生理不順と偏った自己感情コントロールにより、水面下で精神破壊が人知れず進行する。
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それから、数年後。
寮生活と積年解消されない家庭問題のいざこざの反動により、精神状態がかなりヤバい大学生となる。
就職活動のラインにのることができず、ガチニートになったあわほ。
感情の起伏がモロ激しい、常人離れした完全なガイキチになり、20時間以上寝込む生活を7~8年続けることになった。
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ミイラ取りがミイラにならないように、「女子たる者、生理に自分の感情を持っていかれないようにするには、日頃から生理の時に起こる感情を正しく認識し、うまくなだめすかせてやることが肝心だ」と、30過ぎにしてようやくその事実にあわほは
ぽちっと気づいたのである。
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後記
生理になる機能が無いのに、感情的で気性が激しいばかキ○ガイの典型は、女子ではなく、うちの父親だったりする。
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