2012年10月12日(金)
以前、生活保護の母子加算廃止に反対する母子家庭の母親が「子どもの習字レッスンをあきらめなければならない」と記者会見で発言し、ネットで批判を浴びました。その母親たちの一部が茶髪であったことも反発を呼んだようです。「俺たちの税金で髪を染めているのか?」と。
(冒頭の太線部は、ちきりんの“社会派”で行こう!「日本に貧困は存在するのかー”貧困の定義”を考える」(2ページ目)2010年3月09日 08時00分 UPDATE より引用)
実は私あわほも、憲法第25条第1項の生存権の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」との記述を盾にとって、茶髪だの子どもの習字レッスン代などとほざいている輩、いくら我が身が発達障害者ニートといえどもほんとムカつきますよ(怒)!
で、あわほは「こういう国家や支援団体に対して一方的に金銭ばかり要求する輩って、[健康で文化的な最低限度の生活]と、[世間でいうところの標準以上の生活]の区別が全くついてないと、思うんだよね。
もしも国民全員が社会福祉制度を盾にとって様々な事を国や支援団体に対して要求しはじめたら、国家財政なんてギリシャの如くぱっと破綻して、国民の大半が凄まじい貧困状態に陥りますよ。(こうなると国際的信用もガタ落ちで財政再建どころの話じゃなくなりますからね)
もっとも昔のあわほの友達にも両者の区別が全くついていないヤツがいました。
その友人の家庭はやや貧乏気味ではありましたが、障害者手帳の力をかりて、公共住宅を格安料金で借りたり、医療費免除を受けたり、私学の高校の学費免除を受けたりしていましたので、日々の衣食住は全く困っていませんでした(しかもその友人は3人家族なのに一ヶ月の食費は7万円以上との事!)
上記のような優遇措置だけでも充分すぎるほど恵まれているのに、あろうことか!その友人はお金がないからといって、某大手予備校の国立理系1年間フルコースの免除申請までをもしてしまいました。
まあ当人が非常に頭が良くて勉強もできるタイプであれば、ギリギリそうしてもオッケーなのでしょうけど、その友人ときたら頭もあまりよくなけりゃあ、理系の勉強もからっきしダメ!ダメ!(模試の成績からしてGランクの理系の大学も受かるかどうか極めてアヤシイ程度の成績)
それでも免除申請が通ったからには必死に勉強して妥当な大学にでも合格するのが、予備校に対するせめてもの恩返しかと思われまする。
しか~し!またまたあろうことかその友人は3ヶ月ほどして勉強に挫折感を感じるや否や、「うちは学費免除してもらっていることに引け目を感じるから、予備校に通うのを止めてバイトでもするわ~!」って、のたまわってさっさと義務を放棄して逃げていきましたとさ。
そんな友人はムダにバイトをふらふらしつつ中途半端な勉強しかしていなかったので、2浪の末Gランクの某夜間大学に入学。
その2年後に大学をも中退しました(その後ワープア仕事を転々として挫折。後に結婚して2児の母となる)
いってみれば、その友人が国や支援団体の援助金を享受しまくった結果がこのようなお粗末なものでございます。
このようなことを耳にすれば、べつにあわほでなくてもお怒りの方は多いかと存じます。
今回の話はひとつの例ではありますが、「最低限度の健康で文化的な生活」と「世間でいうところの標準以上の生活」の違いが全く分かってない輩が、「ホントに支援が必要な人たちの首を絞めまくってより生きにくい社会にしているんだよね」って、あわほ同様思われる方は強力電撃スイッチをポチッと!
追記
「ちきりん 生活保護」と検索ワードを入力すると、冒頭に引用した記事も含め様々な興味深い記事が出てきます。
そんじゃーね~!(ちきりんさんのまね)
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